印刷物の文字の大きさはどう決める? デザイン初心者必見の実践ルール【瞬解! デザイン用語図鑑】

【レイアウト- その他要素】「単位」
デザイン制作においてよく使う単位をまとめました。
ポイント(pt)

文字サイズに一番使用される単位。5pt 以下の文字サイズは印刷するとつぶれる恐れがあるため注意が必要です。読み手の年齢により、読みやすい文字サイズが異なります。
【IDEA】文字サイズの決め方の例
1.本文を決める
・印刷物
子ども:12〜26pt
青年:7〜10.5pt
中高年:9〜12pt
高齢者:12〜24pt
・Web:14〜16px
2.見出し
本文×1.5〜2倍
見出しと本文の文字サイズの差が大きいほどにぎやかに、小さいほど落ち着いた印象になります。
3.最小サイズ
・印刷物 5〜7pt
・Web 10px
キャプション、補足説明、詳細情報などのサイズを決めます。5pt 以下は文字がつぶれやすいです。
4.タイトル
40pt〜任意のサイズ
用途や伝えたい印象に合わせて、文字サイズを検討しましょう。
ミリメートル(mm)

デザインをつくる上では、Illustratorのキー入力を0.1mmにし、制作することが多い。
また、印刷物のサイズは基本的にミリメートルで表記。
歯・級(H・Q)
・歯(H)… 文字の間隔や行の間隔を表す単位。
・級(Q)… 文字の大きさを表す単位。
1歯(H)=0.25mm 1級(Q)=0.25mm
ピクセル(px)
Webデザインやバナーなどによく使う単位。ディスプレイ上でのサイズやデジタル画像、解像度を表す際に使われます。
主に使用されるサイズ

SNS画像のサイズの例

【POINT】
デザインでは、用途や媒体に応じてさまざまな単位が使われます。
そのため、媒体に応じたサイズ感の把握と使い分けが大切です。
【出典】『瞬解! デザイン用語図鑑』著:ingectar-e
【書誌情報】
『瞬解! デザイン用語図鑑』
著:ingectar-e
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代表 寺本恵里
デザイン書の執筆やイラスト素材集の制作をしているデザイン事務所。著書は40冊以上。代表作の『3色だけでセンスのいい色』は17万部を突破。『けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本( ソシム)』シリーズでは累計35万部を突破している。大阪、京都にて「ROCCA&FRIENDS」などカフェの運営、店舗展開、デザイン、企画などもしている。
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