いくつになっても血管・血液はよみがえる【図解 血管・血液の話】
血管・血液は生活習慣で変わる
これまでご説明してきたように、血管と血液は体の機能を維持するために重要な役割を担っています。そして、私たちが健康でいるための、いわば〝バロメーター〟ともいえます。
では、血管と血液を若く保つ秘訣とは何でしょうか。それは、私たちの生活習慣と深く関わっています。バランスのとれた食生活や適度な運動、さらには歯磨きや入浴の習慣といった日頃の生活習慣がとても大切。生活習慣を少し改善するだけで血管・血液は若さをキープすることができます。
本書の冒頭で紹介した「歯磨きと舌磨き」「血流爆上がりトマたま酢」「糖質ちょいオフ」「重炭酸温浴」「ちょいトレ」の5つの方法は、とても効果的な改善策といえるでしょう。早い人なら1ヵ月ほどで血管に弾力が戻り、血液もサラサラによみがえるはずです。
ここで繰り返しお伝えしたいのが、「血管・血液はいくつになってもよみがえる」ということです。血管の内皮細胞は新陳代謝によって定期的に生まれ変わります。ですから、たとえ血管が傷ついて硬くなっていても、生活習慣を見直すことで機能を回復し、若返らせることができるのです。血液も同様で、古くなって汚れた血液ときれいな血液は日々入れ替わっています。血管・血液をよみがえらせるのに、「遅すぎる」ことは決してありません。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』
著者:栗原 毅 栗原丈徳
著者プロフィール
栗原 毅:1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。
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日々の乱れた食生活や運動不足、肥満などをはじめ、さまざまな原因でドロドロになってしまう血液。「なんとなくダルい」「寝ても疲れが取れない」「むくみや冷えにずっと悩んでいる」などを感じている人は、血液の状態が悪くなっている可能性も。そのままの状態にしておくと動脈硬化になり脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めたり、血流が悪くなることで認知症などにも影響を及ぼすと言われています。人生100年時代と言われる昨今、大病せずに健康寿命を全うするためには、血液をサラサラに保っておくことが中高年以降は必須です。本書では肝臓専門医で『血液』の専門家でもある著者による、血管と強くして血液をサラサラに保つ簡単な方法をこれだけやっておけば大丈夫、という厳選したメソッドで紹介します。『血液をきれいにする歯磨き』『酢トマトを食べる』など誰でも簡単にできて効果絶大なものばかり。血圧、中性脂肪などが高い方をはじめ、いつまでも病気知らずで若々しくいたい方など、あらゆる人に読んでいただきたい一冊です。
公開日:2024.09.11