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実は病院ではかるより、家ではかる血圧のほうが正確?!注意したい血圧の正しいはかり方とは?【図解 血管・血液の話】

Text:著者:栗原 毅 栗原丈徳

家庭ではかる血圧が大切【図解 血管・血液の話】

血圧をはかることは、血管・血液の状態を知る上でも大切です。毎朝でなくてもときどきはかって自分の血圧を把握しておきましょう。実は病院ではかるより、家ではかる血圧のほうが正確。家なら毎日同じ条件で、かつリラックスした状態ではかれるからです。病院ではかる場合は、待ち時間で疲労したり緊張したりして自律神経が乱れ、本来の血圧より高くなることが多いのです。ただし、家ではかる場合も正しい測定法ではかることが重要です。

家庭ではかる血圧が大切【図解 血管・血液の話】

血液の正しいはかり方

1.タイミングは起床後1時間以内:起きてから朝食をとる前にはかりましょう。食べると自律神経が交感神経優位に切り替わり、血圧が上昇します。

2.はかる前に深呼吸する:リラックスした状態ではかるのが理想的。血圧計の前に座ったら、気持ちを落ち着けて深呼吸しましょう。

3.カフはひじから指2本分上に巻く:血圧は心臓と同じ高さではかるのが基本です。ひじから指2本分上あたりがベスト。きつく巻きすぎないように注意してください。

4.2回はかる:家でも多少緊張するので、1回目より2回目のほうが正確です。ただし、何度もはかるのはNG。2回までにしておきましょう。

5.血圧の値を記録する:記録することも大切。必ず上と下の血圧を書きとめておきましょう。病院にかかる際には、有効な資料になります。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』
著者:栗原 毅 栗原丈徳
著者プロフィール
栗原 毅:1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。

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