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1歳前の赤ちゃんにおいて顕著に表れる90分周期で起こる身体の様々な変化とは?【賢い子は1歳までの眠りで決まる】

90分周期で体にさまざまな変化が起きます

賢い子が育つポイント
●基礎的休息活動周期(BRAC)が脳と生理的機能の活動パターンをプログラミングします
●多くの身体機能が90分周期で働き、赤ちゃんに顕著にあらわれます

睡眠研究の第一人者であるナサニエル・クレイトマン博士の発見によって、睡眠には脳がとても活動的なレム睡眠と、あまり活動的でないノンレム睡眠の状態があること、そして約90分周期の体内時計でふたつの状態を繰り返していることがわかりました。博士は同時に、この体内時計が体の多くの機能の基本単位になっているという理論も発表し、基礎的休息活動周期(BRAC)と名づけました。「NAPSメソッドをはじめる前に」(7ページ)でお話ししたように、BRACはプログラムされた体内時計で、脳の活動パターンや生理的機能を繰り返すようにうながします。このため、休む時間と活動する時間が交互に訪れます。

クレイトマン博士の理論はさまざまな研究によって裏づけられてきました。時間を感じさせる要素(日光や規則正しい食事、テレビなど)がない部屋で行った実験では、数十もの身体機能が90分周期で働くことが判明しました。目が覚めているときに行う「食べる」「飲む」といった活動や、血液中を流れるホルモン(コルチコステロンなど)の増加などが90分周期で起きたのです。昼間の起きている状態でも、頭がさえてよく目が覚めている時間、静かに集中している時間、もの思いにふける時間のそれぞれに90分の周期がありました。覚醒周期の終わりに近づくと注意力はやや低下し、次の90分周期に入るとまたあがります。1歳前の赤ちゃんにおいては、この周期が顕著で、少し厄介な面があることもわかりました。

出典:『賢い子は1歳までの眠りで決まる』

【書誌情報】
『賢い子は1歳までの眠りで決まる』
ポリー・ムーア 著

睡眠を専門とするプロフェッショナルが考案、自分の子どもで実践し、さらに全米で実績を積んできた「NAPSメソッド」。これによって、子どもに良質な睡眠を与え、夜泣きを改善し、乳児期に学習能力を飛躍的に発達させることができます。メソッドの方法は非常に簡単で、子どもの睡眠を記録するだけというもの。生涯にわたって重要となる集中力、情緒の安定、コミュニケーション能力ものばす、本当に優秀な子を育てる育児書。子どもの睡眠障害を防ぐこともできます。

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