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超一流の人は「1日・3カ月・1年」用の メガネを持っている【超一流の時間力】

Text:安田 正

「短期」「中期」「長期」で計画を立てて目標を達成

自分がどんな夢をかなえたいか、どんな可能性に挑みたいか。それをもとにして人生全体を大きな目で概観(がいかん)できたら、次に具体的な計画作りに入ります。

実際に、日々の仕事をどう進めていけばいいかを、プランニングするのです。

ここでも、やはりマクロな視点が重要です。「短期」「中期」「長期」という3つの視点で、仕事の流れをとらえることが重要です。

ここでいう「短期」とは「その日の目標」のことだと考えてください。同じように「中期」は「3カ月ごとの目標」、「長期」は「1年後の目標」のことを示しています。

人生の大きな目標に向かって、一足飛びに進むことはできません。まずは1年後に狙いを定めて、ひとつの大きな目標の達成を目ざします。

それを何度も重ねていき、実力を身に付けて、最終的な成功を手にするわけです。

ところで、1年という長期目標を達成するといっても、その1年間で何をどうやって積み上げていけばいいか、それを考えるのはとても困難です。

そこで、3カ月ごとに中くらいの目標を達成し、それを4回繰り返すことで、1年後に大きな目標を達成すると考えるようにします。

同じように、3カ月後という中期目標を達成するために、「今日は何をやり遂げればいいか」を考えて、1日の目標とします。これが短期目標です。

目標とは、「1日」「3カ月」「1年」という3段階で考えると、わかりやすくなります。「1日・3カ月・1年」用の、メガネをかけて自分の仕事を見ることができるのが、「超一流の人」なのです。

【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
安田 正(やすだ ただし) 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応トレーニング、交渉術などのビジネス・コミュニケーションの領域で、上場企業、官公庁を中心に1700の会社、団体でのセミナー講師、コンサルタントとしての指導実績を持つ。また東京大学、京都大学、一橋大学でも教鞭を執る。


終わらない仕事から即解放!時間を味方に付けると、あなたの夢が実現する!毎日がワクワクしてくる魔法の時間管理術。70万部の大ベストセラー『超一流の雑談力』(文響社)で人気のコンサルタント、安田正が成功を手に入れるための時間管理のコツを解説。仕事効率をUPさせるスキルとは?やる気あふれる1日にするには?目標・計画を達成させるには?など、5つの目的別に、超一流の人が実践している「時間ルール」をわかりやすく図解しました。時間に追われたくない人、仕事を楽しみたい人、夢を実現させたい人、必読の書。

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