脳と体を活性化させるウォーキングのススメ
最高の1日にするためには、まず気持ちよく目覚めることが大切です。
しかし、朝起きてすぐにエンジン全開にできる人はいません。体は起きても、脳はまだ眠った状態です。気分も爽快(そうかい)ではありません。
そこで、気持ちよく起きるために、ちょっとした「儀式」を行ないます。「これさえやれば間違いなく脳と体が突然全開する」という、自分なりのスタートダッシュの方法です。
好きな音楽を聴くことでもいいし、1杯のオレンジュースでもいいでしょう。
私のおすすめは、野外のウォーキングです。
脳を目覚めさせ、体を活性化させるためには、うってつけの方法です。
なぜならば、日光を浴びることでメラトニンというホルモンの分泌が抑制されるからです。
メラトニンは眠りを誘うホルモンです。これが抑制されれば、人は本当に目を覚まし、脳と体が生き生きとしてくるのです。
また、手足の動きをコントロールしている脳の部位は、脳の上部にあるといわれています。だから、足を動かして歩くことで、脳全体が刺激されるというわけです。
そして、屋外を歩けばいろいろな情報が脳に集まります。脳の中心だけ覚醒していた状態から、脳全体が生き生きとした状態になるのです。
小一時間も歩いていれば、脳の働きはピークを迎えます。
これで間違いなく、気持ちのよい1日のスタートが切れるのです。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
安田 正(やすだ ただし) 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応トレーニング、交渉術などのビジネス・コミュニケーションの領域で、上場企業、官公庁を中心に1700の会社、団体でのセミナー講師、コンサルタントとしての指導実績を持つ。また東京大学、京都大学、一橋大学でも教鞭を執る。
終わらない仕事から即解放!時間を味方に付けると、あなたの夢が実現する!毎日がワクワクしてくる魔法の時間管理術。70万部の大ベストセラー『超一流の雑談力』(文響社)で人気のコンサルタント、安田正が成功を手に入れるための時間管理のコツを解説。仕事効率をUPさせるスキルとは?やる気あふれる1日にするには?目標・計画を達成させるには?など、5つの目的別に、超一流の人が実践している「時間ルール」をわかりやすく図解しました。時間に追われたくない人、仕事を楽しみたい人、夢を実現させたい人、必読の書。
公開日:2022.10.22