短時間の睡眠をする人は2度めのピークが手に入る
脳のピークは午前中に訪れます。
しかし、それで終わり、ではありません。じつは、午後に再び復活させることもできるのです。
そのカギが、昼休みです。昼休みに、短時間だけ眠ればいいのです。
場所は、カフェでもいいし、会社の休けい室でもいいでしょう。ただ、あまり寝心地のいい場所では、つい長時間眠ってしまうので注意してください。
昼食はとらないか、軽めにしましょう。
昼食をおなかいっぱいとってしまうと、頭が回復するのに時間がかかるからです。そして10分か15分だけ眠るのです。
それだけで、嘘のように体力が回復し、頭もスッキリしてきます。午前中のピークの状態が再び訪れるのです。
ある外国の医師が、この短時間の睡眠を「パワースリープ」と名づけていますが、まさにパワーをよみがえらせるための睡眠です。
昼寝から目覚めたら、いわゆる朝の儀式と同じことを繰り返してください。
まずコーヒーを飲むのもいいし、大好きな音楽を聴くのもいいでしょう。歩いたり、軽い運動をするのもいいでしょう。
これをパワースリープのあとにもう1度繰り返せば、また同じようにピークの自分が戻ってきます。
ピークの状態になったら、あとは17時の終業時間まで、再び効率的に仕事をこなすことができます。
朝、スタートを切ったときと同じように、「集中力」と「やる気」がよみがえり、もうひとつ成果を上げることができるのです。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
安田 正(やすだ ただし) 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応トレーニング、交渉術などのビジネス・コミュニケーションの領域で、上場企業、官公庁を中心に1700の会社、団体でのセミナー講師、コンサルタントとしての指導実績を持つ。また東京大学、京都大学、一橋大学でも教鞭を執る。
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公開日:2022.10.25