相手の思考を見抜くなら「目の動き」を見ろ!
「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、実際に人は脳内でなにかをイメージしているとき、その内容によって目の動きを変えることが知られています。
例えば右利きの人の場合、一般的に自分の記憶にない映像を頭の中で想像しているときは目は右上の方向を、反対に記憶の中にある映像を思い出しているときは目は左上を向きます。また、自分の記憶にない音や言葉を想像しているときは目は右横を、記憶にある音や言葉を思い出しているときは左横を向くとされています。
つまり、あなたの質問に対して、相手が視線を右上や右横にそらしながら答えた場合、実際にあったことの記憶をたどる右脳ではなく、左脳をフル回転させて架空の出来事を作り出している=ウソをついている可能性が高いと判断することができるわけです。
なお、左利きの多数と右利きの一部の人は目の動きが逆になるともされています。
しかし、あらかじめ相手の目の動きの法則がわかると、それに基づいた反応が得られることがわかっています。日頃から相手の目の動きに注目しておくと、ウソか本当かを見抜けるようになるのです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』
【書誌情報】
『図解 ヤバい心理学』
監修:神岡真司
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公開日:2022.05.01