二宮清純 スポーツの嵐

貧打の“セ界”制し サトテル3冠王へ【二宮清純 スポーツの嵐】

三冠王なら阪神ではバース以来  いくら“投高打低”とはいえ、2割台の打率で首位打者はちょっと……。そんな空気が“セ界”を支配している。  7月25日現在の、セ・リーグ打撃5傑は次の通り。 1位・岡林勇希(中日)2割9分3 […]

長嶋茂雄の荒療治。覚醒した新浦寿夫【二宮清純 スポーツの嵐】

長嶋巨人の初Ⅴに貢献  第一次と第二次を合わせて、計15シーズンに及んだ巨人・長嶋茂雄政権。数多いる門下生の中で、ミスターが心血を注いで育てた打者の代表格が松井秀喜なら、投手は新浦寿夫だろう。  新浦は「サイカイ」のメン […]

江川卓のいた風景。完全犯罪未遂事件【二宮清純 スポーツの嵐】

真っ直ぐなら三振を…  高校時代から“怪物”の異名をほしいままにした江川卓という投手には、なぜか“悲運”の2文字が付きまとう。  甲子園には作新学院3年時に出場し、春は大会記録となる60三振を奪いながら、準決勝で広島商に […]

白鵬退職の顛末。罰の無限ループ【二宮清純 スポーツの嵐】

志半ばで角界を去った白鵬  ギリシャ神話に「シシュフォスの岩」の逸話がある。  ゼウスの怒りを買って、地獄に落とされたシシュフォスは、大きな岩を山頂にまで運び上げる刑罰が科される。だが、山頂に近付いたところで、シシュフォ […]

亀田興毅の挑戦。悪玉から実業家【二宮清純 スポーツの嵐】

フライパンを真っ二つ  ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅は現役時代と引退後で、イメージが激変した。  現役時代の役どころは、プロレスでいうところのヒール。父・史郎の方針もあり、試合のたびに派手なパフォーマンスを披 […]

松山英樹の悲願 マスターズ制覇【二宮清純コラム スポーツの嵐】

アジア人初の快挙を達成 「今までは“日本人にはできないんじゃないか”という考えがあったと思う。初めてのメジャーチャンピオンになって、そこを覆すことができた」 松山英樹がゴルフ4大メジャータイトルのひとつであるマスターズを […]

北京五輪不参加? 米、中国に牽制球【二宮清純コラム スポーツの嵐】

スポーツ界の苦い記憶  米国務省のネッド・プライス報道官が、新疆(シンチャン)ウイグル自治区などでの中国の人権侵害を批判した上で、来年2月に行われる北京冬季五輪について、同盟国との間でボイコットを協議したいと発言したこと […]

キックの鬼死す 飛び膝蹴り伝説【二宮清純コラム スポーツの嵐】

 私たちの世代の男性で、この歌を知らない者は、まずいないだろう。  さる3月26日、肺がんのため78歳で亡くなったキックボクサー沢村忠さんの半生を描いたテレビアニメ「キックの鬼」の主題歌だ。マイクの前で歌っているのも沢村 […]
インフォテキストが入ります