トップでヒジを曲げてしまうとダウンで様々な問題が起きる
トップで右ヒジは90度以上曲げない
テークバックでも触れましたが、トップでも右ヒジが大きく曲がっているかどうかがポイントです。具体的にいうと、トップのとき、右ヒジが極端に深く折れ曲がっているプロはあまりいません。一方、多くのアマは、右ヒジが90度以内になっています。これは、手を使っている証拠。このような形になると、身体の正面から手が外れ、ダウンではアーリーリリースになりボールにクラブを届かせなければいけなくなるなど、そのあとの動きが大変になります。右ヒジを曲げないトップにすると捻転不足を感じるという人も多いと思いますが、それでも右ヒジを曲げるよりは飛距離は出るし、方向性は安定するはずです。
トップでの理想の動き
正しい捻転のために右ヒジはできるだけ伸ばす
【これがプロ】トップで右ヒジは90度以上が理想。アマは90度以内になる人が多いので要注意。
右ヒジが90度以上になっていれば、クラブが身体の正面から外れることはない。
【NG】捻転不足を補う動きが問題
アマは捻転不足を補うために右ヒジを曲げるのだが、実はこの動きがさらなる捻転不足の原因になる。
トップで右ヒジを曲げるとシャフトクロスになりやすく、これが原因でアーリーリリースに。
出典:『サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法』著/坂元龍斗
【著者情報】
●坂元龍斗
関西テレビ放送アナウンサー。早稲田大学卒業後、関西テレビ放送に入社。報道リポーターなど本業の傍ら、趣味であるゴルフのYouTubeチャンネルを開設し、日々探求を続ける。ベストスコアは76。
【書誌情報】
『サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法』
著者:坂元龍斗
関西テレビ現役アナウンサーでありながらアマチュアゴルフYoutuberでもある坂元龍斗氏の初書籍。ゴルフへの探究心、アマチュア目線、アナウンサーだからこその表現力により、今大きな注目を集め、理論や動作解説の分かりやすさがNo,1との声も上がるゴルフYoutuberであり、アマチュアゴルフファーだからこそ伝えられる読者側の視点に立った新たなゴルフ実用書。本書のコンセプトは「無駄な球を打たず動画を撮ってプロとガンガン比べろ!」。限られた時間とお金の中で、練習内容をどのように効率化し、どのように効果を最大化させているか…。本書ではそのコンセプトを元にチャンネル内で好評な練習法をより詳しく解説し、著者ならではのアマチュア目線や実体験からの感想を随所に取り入れ、同様にチャンネル内で人気コンテンツとなっているプロとアマの違い、比較も取り入れ、上達の「気づき」を散りばめた内容となる。
公開日:2024.03.25