お別れの挨拶
言いかえPOINT
「それでは、また」だけでは淡白すぎて、相手に「なんだか感じが悪いなあ」と思われかねません。別れる際の定番フレーズは「失礼します」ですが、それだけでも少しそっけない印象。お目にかかれた嬉しさやお礼の言葉を添えると、グッと丁寧な印象になります。笑顔で「お話しできて嬉しかったです」と伝えればGOOD!
言いかえPOINT
相手に足を運んでもらったにもかかわらず「お疲れさま」や「さようなら」だけで済ませようものなら、雑な対応だと思われても仕方がありません。「ご足労」は「足を疲れさせる」ということを意味する敬語。雨の日なら「あいにくの雨のなか~」などと添えれば、気遣いが感じられ、別れ際の印象がよくなります。
言いかえPOINT
次の予定があり、急いで立ち去らなくてはならない場合に、「急いでいる」と自分の都合を押しつけて、慌てて立ち去るのは失礼。「次の予定がある」と伝えることで、相手にも快く納得してもらえます。事前に「本日は別件があり、○時で失礼させていただきます」と予定を伝えておくとスマートです。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗
【書誌情報】
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』
著:山口拓朗
「何か言われてもうまく返せない」、「言葉足らずでイラッとさせてしまう」、「怒らせないように断りたい」…など、会話でのモヤモヤは日々実感する最も身近なストレスといえます。本書は、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介する事典です。
会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りが増えても、SNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。
新社会人、初めて部下を持つ管理職などのビジネスパーソンはもちろん、人間関係の悩みを持つすべての方に役立つ内容です。
言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください!
公開日:2024.12.04