相談したい・教えてもらいたい
言いかえPOINT
どんなにせっぱ詰まっていても、いきなり「ご相談させてください」「教えてください」と、一方的な言葉を投げかけてはいけません。「折り入って」とひと言添えてから、「教えていただけますか?」「ご相談したいことがあるのですが」とお伺いを立てましょう。真剣さや切実さが伝わって、相手からイエスの返事をもらいやすくなります。
言いかえPOINT
声をかける際の「少しよろしいですか?」は定番フレーズですが、相手が忙しい場合は「本当に少しで済むの?」と思われる可能性もあります。まずは、具体的に「○分ほどお時間いただけますか?」と声をかけてから(相手の了承を得てから)話を始めましょう。相手は安心して話の内容に集中できるはずです。
言いかえPOINT
「聞く」の謙譲語には「伺う」「お聞きする」「聞かせていただく」などがあります。単に話を聞く場合であれば、これらの言葉を用いればいいでしょう。一方、教えを請うというニュアンスを含んでいる場合は「ご教示いただく」という言葉が重宝します。ビジネスシーンのメール文面にも適しています。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗
【書誌情報】
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』
著:山口拓朗
「何か言われてもうまく返せない」、「言葉足らずでイラッとさせてしまう」、「怒らせないように断りたい」…など、会話でのモヤモヤは日々実感する最も身近なストレスといえます。本書は、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介する事典です。
会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りが増えても、SNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。
新社会人、初めて部下を持つ管理職などのビジネスパーソンはもちろん、人間関係の悩みを持つすべての方に役立つ内容です。
言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください!
公開日:2024.12.15