お酒は飲んでOK!
お酒を飲む際はおつまみに注意
お酒好きの方にとってもロカボは実践しやすい食事法ではないでしょうか。なぜなら、ウイスキー、焼酎、ジン、ウオッカなどの蒸留酒は糖質ゼロだからです。
糖質を含む醸造酒でもワインの糖質は微量で、多いといわれる日本酒でも1合に含まれる糖質量は約5gです。我が家では主食を抜き、豚しゃぶなどの鍋物をたっぷり摂るようにして日本酒を楽しみます。ビールは微量ですが、糖質が含まれていますので、飲み過ぎには注意しましょう。ただし、最近は糖質ゼロのビールや発泡酒がたくさん発売されていますので、それらに置き換えるのもひとつの方法です。
では、お酒と一緒に何を食べるか。自宅で食べる際は、ある程度、糖質量を調節できますが、外食ではそうもいきません。そこで、糖質の少ない料理を覚えておきましょう。おすすめは唐揚げ、冷ややっこ、刺身、焼き魚、だし巻き卵など。これらはどれも低糖質です。焼き鳥を食べる際はタレではなく塩を優先。 居酒屋メニューでよく見かける肉じゃがやもつ煮など煮物料理は糖質量が多い恐れがあります。基本的に甘辛い味付けのものは糖質量が多いと思ってください。また、キムチなど最近人気の韓国料理は、日本人の舌に合わせ甘みを加えている場合が多いので気を付けましょう。
わかりやすい お酒の糖質量一覧
お酒と一緒に糖質を摂ると食後血糖値の上昇がゆるやかになるので、おつまみを一緒に摂ることがおすすめ。
【糖質量0gの主なお酒】
- ラム
- ジン
- ウイスキー
- 焼酎
- 泡盛
【糖質少なめの主なお酒】
- ワイン(赤/白)200ml【糖質1~2g】
- ビール(淡色)350ml【糖質微量】
※銘柄によって糖質を含むものもあるので、飲み過ぎには注意。
【糖質多めの主なお酒】
- 日本酒1合【糖質5g】
- 甘酒100ml【糖質18.3g】
- 梅酒100ml【糖質20.7g】
お酒+糖質がおすすめ
お酒にあわせて糖質を摂ると食後血糖値の上昇がゆるやかになることが、下のグラフからわかった。パンと一緒に飲むものとしては、水が一番上昇し、糖質を含むビールのほうが少ない。
- 食パン+水→300~400mg/dL
- 食パン+ビール→250~300mg/dL
- 食パン+白ワイン→200~250mg/dL
- 食パン+ジン→250~300mg/dL
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』/著:山田 悟
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
著:山田 悟
近年、糖質制限が広まっていますが続けるのが難しいと感じる人も多いです。本書では、炭水化物をテーマに、糖尿病専門医がガマンせずに痩せる方法を図解で解説しています。カギは血糖値で、食後高血糖を防ぐ食事法を紹介。GI値の低い食品や外食時の対策、食べ過ぎた場合の対処法などを具体的に紹介しています。また、「白米よりチャーハンが太りにくい」「油をたくさん摂っても良い」「朝のフルーツはNG」などの新常識も解説し、楽しく続けられるメソッド満載の一冊です。
公開日:2024.07.14