記録するだけで痩せるのに無意識に食べ続ける
期間を決めてその間だけ我慢しよう!その意志を最後まで貫けるなら素晴らしいです。しかし、意志の弱い人たち(私を含め)には向かないと思います。
必要なのは決意ではなく、理論を知って、我慢のないダイエットを習慣化することですよ。3日坊主ダイエットの基本ルール(書籍34ページ)の3つ目、「食べたもの」や「体重」を毎日記録するために「ライフスタイルシート」を3か月つけることをすすめています。
パソコンやスマホなどに保存するのではなく、「手害き」を習慣にすると、より「ダイエット脳」になれるので有効ですよ。記録することは思っている以上に重要です。「食事のルールをきちんと実践しているから、記録しなくても大丈夫」と思わないでください。
普段、人はなんとなく食べ物を口にしていて、何をいつ食べたか思い出すことができないものです。きっとあなたも旅行やデートの日の食事は覚えていても、通常モードの昨日の食事は忘れているのでは?
もしあなたが「全然食べていないのに太ってしまった」と言った記憶があるのなら、実際にこのシートに記録すると、実は「こんなに食べていたなんで!」とびっくりするかも。
シートを先に用意してファイリングし、書く態勢を整えることも、長く続けるコツです。
ライフスタイルシートの3つの効果
効果1 食べすぎを防げる
食べたものを書き「見える化」することで食生活を振り返ることができる。記録するのが面倒になり、間食をするのをやめる人がいるほど。
効果2 痩せない原因痩せた理由がわかる
何をしたから痩せたのか、何をしたから太ってしまったのかが、一目瞭然に。「見える化」によって、原因がはっきりとわかるので、対策も立てやすくなる。
効果3 体調管理ができる
自分の体調面で気づいたことも記入することで、食べたものと体調との関係を見ることができる。
ライフスタイルシートの書き方
① 週数
ダイエットを始めてから何週目になるかを記入。
② 今週の目標
頑張りたいことや、落としたい目標体重などを記入。
③ 日付
取り組んだ日。見返すときに必要なので忘れずに記入すること。
④ ON か OFF か
3 日坊主になるように、あらかじめ設定しておくとよい。後日変更してもOK。
⑤ 計測時間
体重、体脂肪を測定した時間。基本的には毎朝、トイレに行った後に測るとよい。
⑥ 体重・体脂肪
小数点以下1桁まで記録。体脂肪は家庭用の体重計で正確に測るのが難しいので、あまり気にしなくて OK。
⑦ 排便の有無
理想は1日1~2回。排便がない日は、水分量や食事に問題があることも。
⑧ 食事時間
食事を開始した時間だけでなく、食事に要した時間も記録し、早食いになっていないか確認。
⑨ 食事内容
口にしたものは飴ひとつでも、コーヒー1杯でもすべて記録する。メニューはざっくりで OK(自分が思い出せるレベル。食べたという事実を記憶から都合よく消さないことが大切)。カロリー計算は不要。
⑩ 起床/就寝時間
睡眠時間を記録しておくと、生活習慣全体を見直すのに役に立つ。睡眠時間が短いと間食が増えたり、ドカ食いしやすくなる。
⑪ 水の摂取量
水や白湯、炭酸水などの飲み水は、1日 1.2 ~ 1.5ℓを摂取するのが理想。
⑫ 今日頑張ったこと/ほめてあげたいこと
1日の最後に自分をほめることで、やる気が継続する。
⑬ 今日をやり直せるならやってみること
行動しやすいように具体的な ToDoをリスト化する。
⑭ その他
体調がよい/悪い、生理期間などを書いておくと、生活習慣の見直しや体調のリズムを確認するのに便利。
まとめ
ライフスタイルシートを毎日、手書きで継続する。
【出典】『カラダが変われば人生が変わる 一生痩せ体質になるすごい習慣』著:治療家・ダイエットコーチ 野上 浩一郎
【書誌情報】
『カラダが変われば人生が変わる 一生痩せ体質になるすごい習慣』
著:野上浩一郎
「カラダが変われば人生が変わる 一生痩せ体質になるすごい習慣」では、無理なダイエットではなく、長期的に痩せやすい体質を作るための生活習慣の改善を提案しています。食事、運動、睡眠などをバランスよく整え、ストレスを減らすことが重要。小さな習慣を積み重ねることで、健康的な体を維持し、人生全般の質を向上させる方法が紹介されています。効率よくダイエットを行いたい方におすすめの1冊です。
公開日:2024.10.11