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【新戦力査定/評価:C】ドラ2森博人がリリーフ陣の底上げが期待できる存在に!ガーバーが中軸で機能せず

12球団完全データファイル2021

両リーグ、前年最下位チームが優勝を果たしという前代未聞のシーズンとなった2021年。12球団の詳細なデータをもとに、今季の戦いぶり&来季に向けた課題、期待値を完全掲載!

【新戦力査定/評価:C】ガーバーは何だったのか!?ドラ2・森博人は好成績

近年は高校生重視のドラフトを展開している中日。ドラ1の髙橋宏斗は二軍戦14試合で0勝5敗、防御率7・01とまだまだ育成段階で一軍デビューは果たせなかったが、即戦力として日体大から獲得したドラ2・森博人は2軍戦試合で2勝2敗、防御率2・20の好発進を決めた。1軍では投手陣の充実もあって、10登板だけだったが、リリーフ陣の底上げに貢献しそうだ。その他、ドラ3の土田龍空も高卒新人ながら1軍で初安打を放っており、期待値は高い。

論外だったのは、中軸候補として獲得したガーバー。2019年に3Aで打率・308、26本塁打を放ち、パウエル巡回コーチの激推しで獲得したが、12試合で打率・156、0本塁打であえなく2軍落ち。2軍でも37試合で打率・217、1本塁打と凄惨たる成績を叩き出し、9月にはお払い箱で帰国した。アルモンテをしっかり残しておけば…と思わざるを得ない。

守護神候補のロサリオも2軍で打ち込まれおり、強いて上で重用する意味はなく、1軍では9登板でフィニッシュ。こちらも退団が決まっている。ロッテからトレードで獲得した加藤翔平はサブ要員止まりでカンフル剤にはなれなかった。


【セリーグ5位】中日ドラゴンズ

【2021シーズン成績】
55勝71敗17分
勝率 .437
得 点 405 ⑥
失 点 478 ①
本塁打 69 ⑥
盗 塁 60 ⑤
打 率 .237 ⑥
防御率 3.22 ①


柳裕也は防御率と最多奪三振のタイトルを獲得。盗塁数は大島洋平の16が最多で次点が髙松渡の15だが、ともに失敗も多く、飛び抜けた走り屋が不在だった。8盗塁1盗塁死の加藤翔平あたりがスタメンに完全定着し、守りと機動力の野球を展開したい。


出典:『がっつり! プロ野球(30)』

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