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【新戦力査定/評価:C】FA勢も助っ人もダメで3位に沈んだ巨人!希望の光は2軍打率.309の中山礼都と8HRの秋広優人

12球団完全データファイル2021

両リーグ、前年最下位チームが優勝を果たしという前代未聞のシーズンとなった2021年。12球団の詳細なデータをもとに、今季の戦いぶり&来季に向けた課題、期待値を完全掲載!

【新戦力査定/評価:C】FA勢も助っ人もダメ!補強失敗が成績に直結…

 新戦力がことごとく機能しなかったのも痛かった。FAで加入した梶谷隆幸は相次ぐ故障で61試合の出場に留まり、井納翔一はわずか1先発で見切りを付けられ、計5試合の登板で2軍幽閉。テームズは1軍デビュー戦でアキレス腱を断裂し、スモークは家族がコロナ禍で来日できず、6月に退団。8月に緊急補強したハイネマンもまったく役に立たないまま、9月末に体調不良のため、アメリカに帰国した。

6月には3Aの契約を自主的に解除した山口俊を再獲得したが、2勝8敗で大きく負け越し。イニングイーターにはなったが、一昨季の最多勝投手とは思えない状態だった。8月にはウルトラCの裏技で中田翔を獲得したが、心身ともに疲れ切っており、復調とはいかなかった。

ドラ1の平内龍太も1軍3試合すべてで失点し、二軍暮らし。ドラ2の山崎伊織は端からリハビリ生活だったが、ドラ4・伊藤祐輔、ドラ6・山本一輝も1軍登板はなかった。希望の光になりそうなのは、高卒ルーキー野手。ドラ3・中山礼都は二軍戦44試合で打率・309をマーク。身長200センチの超大型スラッガー候補の秋広優人は82試合で8本塁打を放った。


【セリーグ3位】読売ジャイアンツ

【2021シーズン成績】
61勝62敗20分
勝率 .496
得 点 552 ④
失 点 541 ④
本塁打 169 ①
盗 塁 65 ④
打 率 .242 ⑤
防御率 3.63 ④


前半戦で9勝3敗の好成績を収めた髙橋優貴だが、後半戦は2勝6敗。過密ローテが招いた悲劇といっても過言ではない。松原聖弥はチームトップの15盗塁を記録したが、盗塁死も7個あり、全体的に機動力は低調だった。


出典:『がっつり! プロ野球(30)』

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