GⅡ・ステイヤーズS(土曜・中山)芝3600m
暮れの名物、日本最長の“マラソンレース”。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔022〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔422〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
波乱含みの長距離重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
抜けて好相性なのが、アルゼンチン共和国杯で〔614〕。人気、着順は不問です。
京都大賞典から〔031〕。人気、着順は不問。
札幌記念から〔001〕。4着馬。
ダイヤモンドSから〔010〕。1番人気7着馬。
OPの丹頂Sから〔200〕。1着と8着の馬。
アンドロメダSから〔010〕。2着馬。
オクトーバーSから〔001〕。5着馬。
3勝クラスから〔232〕。掲示板確保の馬。
2勝クラスから〔001〕。4着馬。
連対20頭中14頭に、芝3000m以上のレースでの3着以内があり、残り6頭には芝2400m以上での勝ちがありました。
また、連対20頭中17頭に重賞3着以内がありました。
このレースに出走経験がありながら、3着以内がなかった馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔001〕。当日1番人気に推された馬です。
年齢別に見ていくと、3歳〔000〕、4歳〔233〕、5歳〔424〕、6歳〔222〕、7歳〔110〕、8歳〔020〕、9歳〔000〕、10歳〔100〕、11歳〔001〕。
5歳馬がいいようです。
特異な距離だけに、かなりの頻度で過去の好走馬が2度、3度と好走を見せます。
具体的に見ていきましょう。
12年勝ったトウカイトリック、13年3着。
12年2着ファタモルガーナ、14年2着、16年も2着。
12年3着デスペラード、翌13年優勝、14年連覇。
15年勝ったアルバート、16年、17年と3連勝。19年2着。
16年3着モンドインテロ、18年も3着、19年優勝。
今年は昨年の1~3着、ディバインフォース、アイアンバローズ、シルヴァーソニックが出走予定。もちろん要注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.12.02