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【新戦力査定/評価:B】新助っ人は微妙も…来田涼斗がプロ初打席HRの鮮烈デビュー!中川颯も2軍で防御率1.13

12球団完全データファイル2021

両リーグ、前年最下位チームが優勝を果たしという前代未聞のシーズンとなった2021年。12球団の詳細なデータをもとに、今季の戦いぶり&来季に向けた課題、期待値を完全掲載!

【新戦力査定/評価:B】来田涼斗が鮮烈デビュー!中川颯も2軍で好投連発

メジャーから復帰し、再び守護神として大役を果たした平野佳寿は言うまでもなく最高の補強。昨年は高校生中心のドラフトで評価は持ち越しになるが、元甲子園スターのドラ3・来田涼斗は鮮烈な印象を残した。7月13日、釧路での日本ハム戦でスタメンに抜擢されると、初球を振り切り、プロ初打席本塁打。同日猛打賞も記録した。2軍では89試合で打率・255、2本塁打の成績だったが、高卒1年目としては合格点だろう。

一方でドラ1・山下舜平大は2軍で18試合に登板し、防御率5・48、ドラ2・元謙太は111試合に出場し、打率・138、4本塁打とやや低調なスタートだった。来季の隠し玉になりそうなのは立教大からドラ4で入団したサブマリン・中川颯。1軍では1登板だけだったが、2軍では41試合で防御率1・13の圧倒的な数字を残した。 

新助っ人は微妙でシーズン途中にスパークマン、バルガスを獲得したが、1軍ではほとんど使わず。野手は7月にラベロを補強したが、2軍戦で死球を受けて離脱。シーズン終盤の2試合に出場し、ポストシーズンではリーサルウェポン格で起用されたが、CSで二塁打を1本打ったのみで真価は不明だった。


【パリーグ優勝】オリックス・バファローズ

【2021シーズン成績】
70勝55敗18分
勝率 .560
得 点 551 ③
失 点 500 ②
本塁打 133 ①
盗 塁 50 ⑤
打 率 .247 ①
防御率 3.31 ②


ぶっちぎりの活躍を見せた山本由伸に吉田正尚、杉本裕太郎、メジャー帰りの平野佳寿とタレントがズラリ。ただ、盗塁は福田周平の9盗塁が最高。走れるメンバーは揃っているだけに得点力はもう少し上積みが見込める…?


出典:『がっつり! プロ野球(30)』

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