山田と石山は残留!小川泰弘はどうなる?
小川泰弘はルーキーイヤーの13年は3完封、4完投で16勝を挙げ、菅野や藤浪晋太郎を抑えて新人王を獲得した。しかし、独特な投球フォームでの投球は右ひじに負担がかかるため故障が続き、昨シーズンはリーグワーストの12敗と苦しんできた。
しかし、今シーズンはフォークやチェンジアップにキレが戻り、20試合に登板し、10勝8敗、防御率4.61と2桁勝利を挙げ勝ち越しに成功し、先発投手陣の柱として見事復活を遂げた。
8月15日のでDeNAベイスターズ戦では打者32人、135球で史上82人目のノーヒットノーランを達成し、他球団へも復活をアピールし、FAの注目選手とて名乗りを上げた。
FAとなれば先発不足のチームからのオファーが予想されるが、移籍するなら選手を熟知するセ・リーグか。その中で可能性が高いのが小川泰弘の地元が本拠地の中日ドラゴンズだ。中日ドラゴンズはエース・大野雄大の残留を受け、更なる先発投手の補強で強固な先発ローテーションを組みたいはずだ。また、打たせて取るタイプの小川泰弘にとっても、広い名古屋ドームは投げやすい球場で勝ちにつながりやすいだろう。
中日以外では先発右腕が不安なDeNAベイスターズや阪神タイガース、さらに菅野の動向次第では巨人も獲得に乗り出すことになりそう。
先だって残留を決めた山田哲人、石山泰稚の動向を受け、小川泰弘も残留に気持ちが傾いているのか、それとも他球団への移籍を進めるのか、今後の小川泰弘の動向に注目だ。
公開日:2020.11.20