ティモンディが語る済美高校野球部の伝説!
今やテレビで見ない日はないほどの大ブレイクぶりで、すっかりお茶の間の人気者になったお笑い芸人・ティモンディのふたり。彼らが高校野球界の超名門・済美高校野球部出身なのは誰もが知るところだが、ここでは野球漬けの寮生活の中で、特に思い出深いエピソードを、思いっきりぶちまけて頂きました!
入寮初日に同期で決めたルール
――おふたりはいわゆる「野球留学」で3年間、寮生活ですよね?
前田:はい、僕は神奈川県、高岸は滋賀県からの「越境入学」です。15歳で親元を離れて高校時代は寮で過ごしたんですけど、今でも当時の事は鮮明に憶えていますね、いろんな意味で強烈だったので(笑)。
高岸:引退までの2年半はとにかく「野球漬け」の毎日でした。でも、チームメイトとはすぐに打ち解けられたので、それはよかったよね?
前田:そうそう。入寮初日に、みんなで「下の名前で呼び合おう」と決めて、そこから2年半、僕らの代は結構仲が良かったと思います。そもそも24時間一緒だし、なにより毎日の練習をどうやって乗り越えるかだけを考えていたから、みんなで力を合わせてやらないと立ち向かえない。
部内では「鬼」と化した上甲正典監督
――お二人が在学していたころは、上甲正典監督がまだご存命でしたよね?どんな監督さんでしたか?
高岸:初めてお会いしたのが中学3年生の春。挨拶させて頂いた時はすごくにこやかで、「優しいおじさん」というイメージだったんですけど、グラウンドに出た瞬間に人が変わってビックリしました。
前田:僕も、中学3年のときに見学に行かせてもらって、「ぜひ入学してもらいたいけど、『俺がこの代を甲子園に連れて行くんだ』という気持ちを持って入ってきてほしい」と言われた言葉が印象的でしたね。「上甲スマイル」で有名な方でしたけど、高岸が言うようにグラウンドでははっきり言って「鬼」でした(笑)。
【「がっつり!プロ野球」ティモンディ書籍刊行記念インタビュー】
『やればできる!ティモンディのベースボール教室』
著者:ティモンディ
お笑い芸人・ティモンディによる野球がうまくなる指南書。超名門・済美高校野球部出身ならではの日々の練習法、トレーニング法などはもちろん「野球部あるある」「済美あるある」「本当にうまくなる練習法」などを網羅した「笑って野球が上手くなる」1冊。投球編、守備編、打撃編などに分けて、比較的基礎的な内容の技術を解説。ティモンディ高岸による「子どもたちへの金言」も掲載。実際に150キロを投げる方法、柵越えを打つために必要なことを大公開します。
公開日:2021.02.27