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四球は「10試合に1回」少年時代から制球に長けたメジャーリーガー!前田健太【あのプロ野球選手の少年時代】

Text:編著/花田 雪

今季からツインズ所属の前田健太

 今季からミネソタ・ツインズでプレーする前田健太は、大阪府泉北郡忠岡町出身。小学校時代は隣町の岸和田イーグレッツでプレーしている。

 当時から好守に高いポテンシャルを発揮し、ポジションは『エースで4番』。現在、チームの監督を務めている今津孝介さんは小学生時代の前田健太少年をこう評する。

「投手としては、コントロールが抜群。球の速さは『普通よりは速い』くらいでしたが、コントロールの良さは私の指導歴の中でもナンバーワンです」

 小学生にして『四隅を突く投球』ができたという前田健太だが、当然ながら四球を出すこともほとんどなかった。今津さんいわく、その頻度は「10試合投げて1回出すかどうか。四球を出したら『あれ?今日はどうした?』と思うくらい。そのくらい、前田健太が四球を出しているイメージがない」というのだから驚きだ。

前列左から二人目が前田健太

【書誌情報】
『あのプロ野球選手の少年時代』
刊行:宝島社

 プロ野球選手は一体、どんな少年時代を過ごしてきたのか――?

 本書は、侍JAPANに名を連ねる日本を代表する選手たちの少年時代を、小・中学校の指導者や本人から取材した記録集です。

(まえがきより一部抜粋)

 本書では、秋山翔吾、前田健太、柳田悠岐、菅野智之、山﨑康晃、鈴木誠也という6人のメジャーリーガー、プロ野球選手の少年時代を知る指導者に話を聞き、それを一冊にまとめている。

 また嬉しいことに秋山翔吾、柳田悠岐、山﨑康晃といった選手本人からも、当時のエピソードを聞くことができた。

 些細な思いつきからはじまったこの企画が一冊の本にまとまり、世に出るのはなんとも不思議な気持ちだ。

 誰もが憧れるスーパースターにも、ひとしく『少年時代』がある。彼らがどんな子ども時代を過ごし、どんな成長曲線を描いてきたのか。

 本書を通して、その『知られざる時代』を少しでも伝えることができれば幸いだ。

【本書掲載の選手】
秋山翔吾
(大津スネークス/湘南武山フェニックス→横浜金沢リトルシニア→横浜創学館高校→八戸大学→埼玉西武ライオンズ→シンシナティ・レッズ)

前田健太
(岸和田イーグレッツ→忠岡ボーイズ→PL学園高校→広島東洋カープ→ロサンゼルス・ドジャース→ミネソタ・ツインズ)

柳田悠岐
(西風五月が丘少年野球クラブ→八幡少年野球クラブシニア→広島商業高校→広島経済大学→福岡ソフトバンクホークス)

菅野智之
(東林ファルコンズ→相模原市立新町中学校→東海大相模高校→東海大学→読売ジャイアンツ)

山﨑康晃
(西日暮里グライティーズ→荒川区立尾久八幡中学校→帝京高校→亜細亜大学→横浜DeNAベイスターズ)

鈴木誠也
(荒川リトルシニア→二松學舍大学附属→広島東洋カープ)