肩の力を抜くことで完走できます
週1夜断食に取り組んでいる期間もそれからの先の人生でも、どうか「今日、できたこと」にフォーカスを当てていただきたいと思います。というのも、鍼灸院で鍼治療をしながらお話を伺っていると、視点を変えればポジティブに受け取れることをネガティブに受け取るクセがついている方が多いなと感じます。
心理学の用語ではリフレーミング(reframing)といって、物事の枠組み(framing)をいったん外して、見直す(re)という意味で使われます。「失敗した」と感じたときでも、別の枠組みで見直してみると「何がよくなかったのか知るきっかけになった」というように、同じ出来事を違う視点から捉え直してみるのです。
たとえば、週1夜断食をしていて「今週は体重が減らなかった」となげく方は多いです。でも、考えてみましょう。3週間前の自分と比べてどうですか? 3カ月前の自分だったら体重の維持さえ難しかったのではなかったですか? ダイエット中に体重が減らないことは一見マイナスのようですが、視点を広げてみたら圧倒的にプラスの結果である場合も少なくありません。
一つの出来事をネガティブに受け取ると、そこからどんどん派生して「やっぱり自分はダメなんだ」と落ち込んだり、「もうどうでもいいや」と投げやりな気持ちになったりしがちではないですか? それもまた、いらぬストレスを増やす原因になります。「あ〜あ」とため息はついていいんです。でも、そのままで終わらせず、最後は必ずポジティブな言葉で締めくくるように変えていきましょう。なかば無理矢理なリフレーミングでもOKです! これからは、自分を褒めて健康になっていきましょう。
出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢
【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢
若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。
公開日:2023.09.23