世界標準のスウィング
ノーリストターンで飛ばす!G1スウィング
ノーリストターンだから飛んで曲がらない「G1スウィング」。右手が下のまま手を返さないダウンスウィングが特徴的ですが、大事なポイントはスウィングの前半にも数多くあります。世界標準は、バックスウィングも常識とは〝真逆〟です。
【G1スウィング習得ドリル1】ゴムひもドリル
“巻きつき”による「タメ」を感じよう!
“巻きつき”によって生まれた「タメ」の感覚を掴むのに役立つドリルです。日本標準では「タメを作りなさい」などとよく言いますが、「タメ」を意図的に作ろうとしてスウィングを崩しているアマチュアゴルファーの方をよく見かけます。G1スウィングでは、クラブを巻きつけるようにしてバックスウィングすることで体幹が捻れ、自然と「タメ」は生まれます。あとは余計なことは何もせず、ダウンスウィングからインパクト、フォロ―スルーにかけて右手が下の状態を保ったまま手を返さないで身体を回転させるだけで、飛んで曲がらないボールが打てるのです。このドリルでその身体の使い方をぜひ体感してください。
【1】右手でクラブを逆さに持ち、シャフトを背中側に回した状態からスタート。
【2】左腰を開きながら右ヒジを絞り込んでダウンスウィング。右ヒジの内側がみぞおちの横に入ってくる過程で、ゴムひもが飛球線と平行になる。
【3】右前腕とシャフトの角度を保ったまま身体を回していく。胸の面を地面に向けるようにして、身体が起き上がらないように気をつける。
【4】フォロースルーでは、再びゴムひもが飛球線と平行になる。クラブのヘッド側が左腰の延長線上に、グリップ側が右腰の延長線上にある形になっていればOK。
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【レッスンプロ情報】
●板橋繁
Gold One Golf Schoolディレクターオブゴルフ。全米ゴルフ教師インストラクター協会日本支部 (USGTF JAPAN) 主席試験官。1967年生まれ。日本体育大学大学院体育学修士課程修了。日体大ゴルフ部時代は同期の伊澤利光プロとともに活躍。卒業後は日体大ゴルフ部コーチ兼スポーツトレーニングセンターに勤務し、オリンピック選手とプロゴルフアーのトレーニングを指導。1995年に渡豪し、ヒルズ学園高校ゴルフ部監督に就任。ジュニアゴルフの育成と数々の勝利に貢献する。2002年からは、豪州のトッププロ養成学校 A Game Golf Academy 日本人担当コーチを務めた。運動力学を主体にした独自のコーチング理論とメンタルコントロール論を確立し、ツアープロのコーチングも担当する。
公開日:2021.07.07