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繊細さん(HSP)の気持ちが楽になる 「認知のゆがみ」を正す方法とは!?【ストレスの話】

Text:ゆうき ゆう

考え方のクセを正す訓練で解決

HSPの人のなかには、周りの人の顔色を気に
しすぎてストレスを抱えてしまう人が少なくない
はず。上司に注意をされれば「この人は私のこと
が嫌いだから怒っているのではないか」、メール
の返信が遅ければ「相手を怒らせるようなことを
言ってしまったのではないか」などと考え、ます
ます萎縮してしまう人もいると思います。

このような傾向はHSPの「気にしすぎ」な気
質によるものですが、「認知のゆがみ」すなわち考
え方のクセを正すことで解決が可能です。

具体的には、いま悩んでいることを思い浮かべ
て最後に「でも~だ」という反論文を作る訓練が
有効。「課長に能力が低いと思われているかもしれ
ない。でも先日は資料の出来をほめてくれた」と
いうふうに、自分が勝手に想像している相手の気
持ちを、客観的事実によって打ち消すという方法
です。いま捉われている不安を事実に基づいて否
定することで、ネガティブなイメージをポジティ
ブな認識へと正していくのです。この訓練を続け
ると考え方のクセが少しずつ修正され、事実をゆ
がめずに考えられるようになります。自分の思い
込みが相手への苦手意識を生み出しているのだと
わかれば、どんな人にも萎縮せず自然に接するこ
とができるようになります。加えて、あなたの状
況をよく知る信頼できる相手に話を聞いてもらう
と、気持ちがさらにラクになります。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話』
著:ゆうき ゆう

「ストレス社会」といわれている現在、
科学や技術の発達で快適になっていく日々の生活とはうらはらに、
ストレスからくる心身の不調に多くの人が悩まされています。
ストレスの原因は仕事や学校、家庭、SNSなど人によってさまざま。
特に最近では、新型コロナウイルスの影響で
これまでの生活様式が大きく変化し、何かと行動も制限されました。
それにより、たまったストレスをうまく発散できずに常にイライラしたり、
不安感がいつまでたってもぬぐえずあまり眠れなくなったり…
また、ストレスは自律神経を乱す原因になるため、
放置すると免疫力も下がり、体の不調を招くことになります。
近年20~30代に多く見られる「過敏性腸症候群」はそのひとつで、
病院に行って検査をしても異常がみつからないのに、
日々便秘や下痢などの腹痛に悩まされる病気です。
早いうちに対処しなければ、
毎日腹痛におびえながら生活しなければならないという
新たなストレスが加わって悪循環に。
本書では、そんな諸悪の根源であるストレスの解消法を医師が解説。
そもそも自律神経が乱れるまでストレスをため込まない男女別の考え方と、
たまってしまったらすぐに自宅で解消できる方法を、
メンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で紹介しています。