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朝イチのティーショットで最優先でやるべきこととは?【うねりスイング 実戦ラウンド編1/三觜喜一】

Text:三觜喜一

朝イチのティーショット⑦

◎クラブヘッドを積極的に動かそう
ゴルフクラブはつねに振り子運動で動いていますから、振り子運動をさせようとするとフットワークや体の回転が自然に入ってきます。

ところが朝イチで緊張していると、ロボットのように体とクラブが一体になって動いてしまうことがあります。

これではまともにボールは飛ばないので、まずはクラブをしっかり目の前で振って、極端に言うと振ってから体がついてきて回るぐらいの感じで、クラブヘッドを動かしてください。

このとき「まっすぐ打とう」ということは一切忘れることです。

構えたらとにかく気持ちよく振って、結果ボールが曲がったときは諦めてください。

当てにいって曲がったときは後悔しか残らないので、気持ちよく振ってバランスの良いフィニッシュをとることを心がけましょう。

くれぐれも、朝からガチガチに体が硬くなってボールに全体重をのせて行くようなスイングをしないようにしてください。

それには素振りの時点でクラブを積極的に動かし、振った後に体が回るぐらいのイメージを作っておくことが大切です。

よく体を回すことを優先させる人がいますが、それだとクラブが間に合わず振り遅れてしまいます。

また体とクラブを同時に動かそうとするとドアスイングになってしまいスピードが出ません。

ゴルフはクラブを速く正確に動かすかが勝負なのですが、これらの方法ではそれはできません。

グリッププレッシャーを強くしすぎず、クラブを振り子運動させてこそスピードが出ますしコントロールも効くのです。

ですから、まずはクラブを振るということを最優先してください。朝イチでは特にそれが重要になります。

振り切ったクラブに引っ張られて体が回る感覚が出てくればミスショットはかなり少なくなります。

出典:『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』著/三觜喜一

【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。

【書誌情報】
『うねりスイング 実戦ラウンド編1 ドライバー・アプローチ・パッティング50の最強ワザ』
著者:三觜喜一

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