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夕食は21時までに食べ終えるべき大事な理由とは!?【自律神経の話】

Text:小林弘幸

「腸のゴールデンタイム」を活用

夕食は「食べ終える時間」がポイントです。食事間隔は最低5時間空けること。食べたものが小腸を通りすぎるまでに5時間かかるので、それより前に食べると胃腸に負担がかかってしまいます。

例えば、朝食を7時に食べたら昼食は正午、夕食は17時以降。少し早めのスタートですが、夕食時間は早ければ早いほどおすすめ。どんなに遅くても、就寝の3時間前、21時を目安にすべて食べ終えるようにするのが基本です。

食後の3時間は胃腸が活発に動いて副交感神経の働きが高まる時間帯。中でも夕食後の時間は、消化吸収が盛んになり副交感神経が最も優位になる「腸のゴールデンタイム」です。

食べてから寝るまでの時間が短いと、食事で上昇した血糖値が十分に下がらず脂肪となって蓄積されやすくなります。

さらに、3時間おかずに寝ると交感神経がまだ優位なままなので、睡眠の質も下がるし、食べたものが十分に消化されず細胞に栄養が行き渡らないという悪循環に。

また、胃に食べたものの多くが残った状態で横になると、胃酸が食道を逆流して「逆流性食道炎」になる危険性があります。

不眠や肥満、病気予防のためにも、夕食後の3時間は腸を働かせる「腸のゴールデンタイム」にあてること。21時までに夕食を済ませ、入浴したりストレッチをしたり、リラックスして過ごすようにしましょう

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著:小林弘幸

シリーズ累計発行部数130万部突破!心身ともに健康であるために最も重要な『自律神経』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!メンタルとも深い関わりがあり、乱れていると身体の不調を感じる人も多く、これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い『ネットで自分の症状を調べると不安になる』という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説します。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊です。