Bリーグ歴代王者①
2024‐25シーズンも大きな盛り上がりを見せている国内プロバスケットボールリーグ=Bリーグ。B1、B2、B3各カテゴリに所属するクラブが「優勝」を目指して熱い戦いを繰り広げていますが、『ラブすぽ』では今回、過去のB1王者を一挙にご紹介! Bリーグが歩んできた道程を改めて振り返ってみましょう。
【全3回の第1回】
■2016‐17シーズン
年間王者:栃木ブレックス(初)
東地区優勝:栃木ブレックス
中地区優勝:川崎ブレイブサンダース
西地区優勝:シーホース三河
Bリーグの記念すべき初代王者は、東地区の強豪・栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)。長きにわたり日本バスケ界を牽引してきた田臥雄太選手や、リバウンド王にも輝いたライアン・ロシター選手、「ディフェンスの鬼」こと遠藤祐亮選手らを擁し、攻守で隙のないバスケを展開。特に、今も代名詞となっている激しいディフェンスは相手クラブの脅威で、シーズン失点数はリーグ最少を記録。チャンピオンシップではクォーターファイナルで同じ東地区のライバル千葉ジェッツを、セミファイナルで西地区王者のシーホース三河を、注いてファイナルでは中地区王者でB1最高勝率を記録した川﨑ブレイブサンダースを下し、頂点にまで辿り着きました。
■2017‐18シーズン
年間王者:アルバルク東京(初)
東地区優勝:千葉ジェッツ
中地区優勝:シーホース三河
西地区優勝:琉球ゴールデンキングス
Bリーグ開幕2シーズン目は、チャンピオンシップで「下克上」が実現。東地区2位のアルバルク東京がクォーターファイナルで京都ハンナリーズを、セミファイナルでシーホース三河を破り、ファイナルでは同じ東地区のライバルで地区優勝を成し遂げた千葉ジェッツと激突。人気、実力ともにB1屈指の両クラブによる対戦は85‐60でA東京に軍配が上がりました。A東京はこのシーズン、エースの田中大貴選手や日本代表での活躍も記憶に新しい馬場雄大選手、大黒柱のアレックス・カーク選手らスター選手をそろえ、見事Bリーグ2代目王者に輝きました。敗れた千葉Jも富樫勇樹選手、マイケル・パーカー選手らを擁する豪華な布陣で東地区優勝を飾りましたが、ファイナルでまさかの敗戦を喫し、悲願のチャンピオン奪取とはなりませんでした。
■2018‐19シーズン
年間王者:アルバルク東京(2回目)
東地区優勝:千葉ジェッツ
中地区優勝・新潟アルビレックスBB
西地区優勝:琉球ゴールデンキングス
Bリーグ3シーズン目を迎えたこの年。ファイナルで激突したのは奇しくも前年と同じアルバルク東京と千葉ジェッツの2クラブ。千葉Jはシーズン52勝8敗というBリーグ史上最高勝率と圧倒的な強さを見せ、チャンピオンシップもクォーターファイナル、セミファイナルと4戦全勝でファイナルに進出。一方のA東京はシーズン44勝16敗、全体7位のワイルドカードでCSに進出も、地区優勝クラブを撃破してファイナルへ。地力では千葉J圧倒的有利と見られた中、ゲームは一進一退の攻防に。前半終了時点でA東京が35‐33と2点リードを奪って折り返すと、第3クォーターで一気に畳みかけ64‐45と大差をつけることに成功。しかし、ここから千葉Jが怒涛の追い上げを見せます。富樫勇樹選手の3ポイントやギャビン・エドワーズ選手のアタックでA東京ゴールに襲い掛かり、一気に点差を縮めます。しかし、猛追もあと一歩に終わり、最後は71‐67、4点差で逃げ切ったA東京がリーグ連覇を成し遂げました。
文・花田雪
公開日:2025.03.02
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