運動したがらない人をやる気にさせるには?
スクワットや筋トレの効果を上げるには、本人が意欲的に取り組むことが大切です。義務感や押しつけで仕方なくやっていると効果は期待できません。ですから運動を嫌がる人には無理強いせず、本人のやる気を上手に引き出してください。
最初は簡単にできることから始めましょう。「階段を上がる」「坂道をのぼる」といったことでも十分です。ただし、動作中は使っている筋肉に意識を集中し、そこに生じる刺激を感じ取るようにするのが、認知機能改善運動のコツです。
運動に消極的な方には「私も一緒にやるから、やってみよう!」と誘ってみるのも有効です。ともに体を動かせば「やらされ感」もなく、逆に親近感が生まれます。また、「私のために時間をとってくれて……」「こんなに心配してくれて……」と、感謝の気持ちから「やる気スイッチ」が入ることもよくあります。
簡単なことから始めてやる気を引き出していく
STEP1 「私も一緒にやるから、やってみよう!」寄り添う気持ちを伝える
● 運動の時間を共有することで親近感
●「こんなに心配してくれて……」と感謝の思いがやる気を引き出すことも
STEP2 日常生活の延長のような簡単なことから始めてみる
● 坂道をゆっくりのぼる
● 家や歩道橋などの階段を上がる
【ポイント】 使っている筋肉に意識を集中させること!
どうしても運動を受けつけない人は
● ス・マ・ヌ法
● 足つぼマットをふんでみる
これだけでも刺激が脳へ伝わり、脳が活性化されます
【出典】『認知機能改善30秒スクワット』著:本山輝幸
【書誌情報】
『認知機能改善30秒スクワット』
著:本山輝幸
「約束の日時を間違える」「今言ったばかりなのに覚えていない」――。
そんな認知症の初期段階や軽度認知障害(MCI)なら健常者レベルまで脳機能は戻せる!
認知症予防・改善専門の運動療法士が教える、奇跡の30秒スクワット!
「日時がわからなくなる」「食べたものが思い出せない」「今言ったばかりのことを覚えていない…」――。
認知機能の低下に気づくきっかけはさまざまですが、「なんだか最近記憶力が悪いかも…」と自分で自覚している人はもちろん、高齢の家族と接していると、「前より少しおかしい……」と違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。
それはもしかしたら認知症の初期段階、もしくは“認知症グレーゾーン”と呼ばれる『軽度認知障害(MCI)』という認知症の前段階かもしれません。
軽度認知障害は何もしなければそのまま“4年以内には50%、6年以内には80%が認知症になってしまう”と言われる状態ですが、その段階、もしくは認知症になっても初期段階であれば認知機能を健常者レベルまで戻せる方法があります。
それが、認知症改善専門の運動療法士である著者が教える、『認知機能改善30秒スクワット』です。
著者の20年以上の研究により、“体の感覚神経と脳機能には相関関係がある”ということが明らかになってきました。
感覚神経とは、痛い、熱い、寒い、などを体が知覚する神経のこと。
徘徊する中度以上の認知症患者は痛みをあまり感じないため、どこまでも歩いて行ってしまいますが、そのように『感覚神経』が鈍くなってしまっている人ほど認知機能が衰えてしまっているのです。
ただし、運動と言ってもウォーキングやジョギングなどの有酸素運動ではなく、『本山式感覚神経トレーニング』という筋力トレーニングです。
トレーニングと聞くとつらそうなイメージもありますが、30秒だけでもしっかり感覚神経に刺激が入り、認知機能の改善に繋がるように開発されたのがこのスクワットです。
太もも、おしり、ふくらはぎなど、重要な下半身の感覚神経を1つの運動で鍛えられ、時短なのに効果絶大な運動法により、認知機能の改善が期待できます。
日常生活に支障は出ていないものの、もの忘れや、今言ったことをすぐ忘れてしまうような症状がある人、その家族にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2025.01.19