かさかさ肌が『週1こんにゃく』でうるおう
美肌に欠かせない成分の「セラミド」。健康的な肌を保つための皮膚のバリア機能に必要なこの成分は、化粧水などに入っていることで知っている人も多いと思いますが、実は身近な食品からとることもできます。その筆頭が、超低カロリーでおまけに値段もお手頃なミラクル食材こんにゃくです。
こんにゃくには、セラミドの原料になる「グルコシルセラミド」がたっぷり。週に1〜2回食べるだけで、見違えるようなしっとり肌になります。米や小麦にも含まれていますが、この成分の含有量はこんにゃくがトップクラス。ただし、グルコシルセラミドは、こんにゃくの原料であるこんにゃく芋の皮に多く含まれているので、購入時に必ず原材料を確認して、「こんにゃく芋」と表示されている生芋こんにゃくを選びましょう。「こんにゃく粉(精粉)」と書かれているものには、皮が含まれていません。
うるおっている肌と乾燥している肌の違い、それは肌の表面の角層の水分量の差です。角層の細胞と細胞の間には、セラミドという脂質があります。角層の水分量の約50%を占めているのがこのセラミドで、水分の蒸発を防ぐ役割も担っています。セラミドは、加齢とともに減少し、50代は20代のおよそ半分になってしまうので、食事からとることを習慣にしてください。板こんにゃくでも糸こんにゃくでもよいので、うるおい肌のためにも、1週間で約300グラムを目安に継続的に食べましょう。
うるおい肌に欠かせないセラミドって何?
皮膚の一番表面には、薄い「角層」という層があり、何層もの角層細胞が重なっています。その角層細胞同士のすき間を満たしているのが「セラミド」です。
\肌のバリア機能を高め、乾燥から守るセラミド(細胞間脂質)/
セラミドが不足すると肌が正常な状態を保つことができず、肌老化の原因に。角層はスカスカの状態になり、うるおいが保持できず、乾燥肌になってしまいます。
週1回のこんにゃくで肌がうるおう
こんにゃくをから炒りし、しょうゆ、削り節をかけて食べる。味変には食べるラー油をかけて。
- 原料に「こんにゃく芋」と書かれている生芋こんにゃくを選ぶ
- 1 週間で300g(1 袋)が摂取目安量
- 板こんにゃくでも糸こんにゃくでもOK
【出典】『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』著:管理栄養士 菊池 真由子
【書籍情報】
『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』
著:管理栄養士 菊池 真由子
管理栄養士として1万人以上の「やせたい」「若々しくなりたい」という悩みに向き合ってきた著者が、若返りをテーマにした食事法を紹介します。若く見える人と老けて見える人の違いは「太りすぎ」「やせすぎ」「肌や髪にツヤがない」などさまざま。本書では、若見えの秘訣は食材の選び方とその食べ方にあるとし、誰でも簡単に若返っていく体になる方法を解説します。まずは「若返り朝食」「濃い緑茶」「しょうがオイル」を取り入れ、1週間で若返りスイッチをオン。食事の力でいつまでも健康で若々しくいるためにぜひ手に取って頂きたい1冊です。
公開日:2024.09.08