菊花賞(日曜・阪神)芝3000m
クラシック3冠の最終戦。芝3000m戦。
例年は京都での施行ですが、今年は42年振りに阪神で行われます。
データは過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔602〕、2番人気は〔030〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔030〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
毎年、1~3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
TRの神戸新聞杯組が抜けてよく〔854〕。3着以内が15頭。残る2頭は4着と5着の馬。この2頭は、本番では3着まででした。
もうひとつのTR、セントライト記念から〔132〕。連対5頭に、4番人気9着馬。
その他では、札幌記念から〔010〕。3着馬。
ラジオNIKKEI賞から〔100〕。2着馬。
2勝クラスから〔014〕。芝2200m~2600m戦で勝った馬です。
勝ち馬10頭は、すべて前走重賞3着以内の馬。
また、馬券圏内30頭中、29頭が前走掲示板確保の馬でした。
連対20頭中、9頭が重賞勝ち馬、6頭が重賞2着馬。残る5頭にも、OPクラスでの3着以内がありました。
さらに、連対20頭中、18頭に芝2400m以上のレースへの出走経験があり、残る2頭のうち、1頭には芝2200mの出走歴があり、もう1頭はデビューからの3戦すべてが芝1800m戦で、前走は芝1800mの重賞で2着の馬でした。
キャリア10戦以上は2着までです。
今年は皐月賞馬も、ダービー馬も出走しない菊花賞。舞台も阪神で急坂を2回。スタミナ自慢に向きそうなレースとなりそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.10.20