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田中将大/則本昂大/岸孝之の次の世代を!楽天が1位指名すべき河野佳/大阪ガス

2022ドラフト12球団はこの選手を指名しろ!楽天イーグルス編

今季もシーズン序盤から前半は首位に立ちながら、後半失速するという“お決まりパターン”にハマってしまった楽天。豊富な資金力で積極的な補強を展開するも、やはりチームの土台を作るのはドラフトだ。生え抜きのスターを生むためにも、指名戦略がチームの将来を左右する。

そろそろ生え抜きスター打者の誕生が見たい!

ドラフトで指名した選手は一定の結果を残しているものの、チームの“顔”は補強頼みのイメージが強い。田中将大は別格として、問題は打線だ。チーム創設後、現在に至るまで“生え抜き”のスター野手が生まれていないのが現状。2018年1位の辰己涼介も典型的なリードオフマンタイプだけに、そろそろドラフトで“野手の顔”と呼べる選手を獲得したいところだが、球団の未来を担う逸材を指名できるか、要注目だ。

河野佳/大阪ガス・投手

●おすすめ指名順位は1位指名!


1位は即戦力投手一択!左打者偏重も改善したい


シーズン序盤は首位を走っていたが、6月から大失速。例年通りの敗北を喫した形だ。明らかなのは戦力が偏ってしまっているところに起因する。序盤は優位に進められても、他チームに順応されてしまっている。戦力の底上げも含めて、チームが変わる必要性がある。

エースの田中将大、則本昂大、岸孝之がいて安泰に見える先発ローテーションだが、高齢化が著しい。2年目の早川隆久に続く投手にやや不安を抱える。

1位指名は即戦力投手を狙うのが得策かもしれない。河野佳(大阪ガス)、菊地吏玖(専修大)なら来季のローテーションにいてもおかしくない。ただ、打撃陣の方では左打者変調の打線がここ数年、ずっと変わっていない。一昨年、指名した入江大樹や昨年の吉野創士、前田銀次に目処が立っていないのであれば、高校ナンバーワンスラッガー・浅野翔吾(高松商)の指名も検討に入れなければいけない。即戦力投手と浅野の指名を天秤にかけることになる。

遊撃手・外野手の即戦力も視野に入れたい。こちらも左打者が多いので、できれば右打者を候補にしたいところだ。守備力を評価するのであれば、友杉篤輝(天理大)が適任だ。強肩で安定した守備力が期待できるであろう。リードオフマンとしての期待では田中幹也(亜大)が候補になる。

外野は今年の候補に左打者が多い。蛭間拓哉(早稲田大)や澤井廉(中京大)などがいるが、右打者では森下翔太(中央大)が候補になる。高校時代から注目されたスラッガーで、チームを牽引できるタイプだ。

その他、高校生捕手の指名も考えたい。創部初のベスト4に進出した聖光学院の山浅龍之介は楽天リトルシニアの出身。そうした系譜は逃してはならない。

こんな指名はNGだ!

大学社会人の即戦力の野手が欲しいところだが、左打者だとチームに変化が生まれない。それなら高校生に走ったほうがいい。今年も右打者に焦点絞っていい。即戦力になるような選手で、状況を打開したい。

出典:『がっつり! プロ野球(32)』

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