シルクロードS(日曜・中京)
芝1200mのハンデ戦、GⅢ。
例年、京都で行われる重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行です。
データは過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔110〕、2番人気は〔501〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔038〕、2ケタ人気馬〔016〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券なし。
勝つのは4番人気まで。その一方で、6番人気以下が2、3着に11頭。特に2ケタ人気馬が3着に6頭ですから、穴党は3着に伏兵を狙いたいところです。
ステップレースを見ていきましょう。
スプリンターズSから〔320〕。人気、着順は不問です。
マイルCSから〔001〕。15着馬。
阪神Cから〔200〕。2着と4着の馬。
スワンSから〔001〕。17着馬。
京阪杯から〔320〕。掲示板4頭に、7着馬。
OPの淀短距離Sから〔144〕。3着以内7頭に、2番人気5着馬と4番人気8着馬。
尾張Sから〔101〕。勝ち馬と2番人気11着馬。
オーロCから〔010〕。3着馬。
タンザナイトSから〔001〕。勝ち馬。
ラピスラズリSから〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔011〕。こちらは勝ち馬です。
トップハンデは、10年で14頭いて〔120〕。
勝ち馬のハンデは58~55キロで、平均すると56.25キロ。
2着馬は59~53キロで、平均55.65キロ。
3着馬は57~53キロで、平均55.3キロ。
55キロで勝った馬は3頭いて、すべて牝馬。牡馬は56キロ以上の馬しか勝てていません。
2着で見ても、牡馬は55キロ以上、牝馬は53キロ以上。重めのハンデは強さの証しと考えてよさそうです。
連対20頭中19頭に芝1200mでの勝ちがあり、例外の1頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。
また、連対20頭中17頭に芝1200mの重賞連対かOPクラスの勝ちがあり、残る3頭中2頭には芝1400mの重賞での1、3着が、もう1頭は前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬でした。
勝ち馬10頭で見ると、7頭が重賞勝ち馬で、残る3頭にも重賞2着かOPクラスの勝ちがありました。
実績重視の重賞と言えそうです。
前走の距離に着目すると、1200m〔898〕、1400m〔211〕、1600m〔001〕。
同じ1200mからの馬が抜けて好成績を挙げています。
牝馬は〔442〕。
また、関西馬が〔1077〕。関東馬は2着までです。
最後に、年齢別で見ていくと、4歳〔332〕、5歳〔232〕、6歳〔444〕、7歳〔100〕、8歳〔001〕、9歳〔001〕。
4~6歳の3世代がいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.01.26