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ドン・ブレイザーは野村克也の「考える野球」の原点!日本野球の近代化を進めた

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/アメリカ1960年代編

アメリカ国籍のレジェンドを大特集!今回は1960年代に活躍した懐かしの助っ人たちを紹介する。

一つひとつのプレーを論理的に考察する頭脳派

ドン・ブレイザー
NPB通算3年:(1967~1969)
366試合 打率.274 15本塁打 86打点


●野村克也らの名将が薫陶を受け日本球界に革命をもたらした!
2021年11月に死去した古葉竹識や2020年2月に死去した野村克也の名将たちは「考える野球」で有名だったが、その原点はダリル・スペンサー、そしてドン・ブレイザーの「シンキングベースボール」にあった。1953年から複数のメジャーで活躍し、1967年に南海ホークス入りしたドン・ブレイザー。

ドン・ブレイザーは当時35歳とピークを過ぎていたこともあり、打撃成績は物足りなかった。だが、ドン・ブレイザーは勝負強い打撃と確実性が非常に高い守備を持ち味とし、試合ごとに緻密な野球を組み立てる方法を持ち込んで日本野球の近代化を進めた。ドン・ブレイザーは1969年に引退すると、選手兼任監督になった野村克也の参謀としてヘッドコーチに就任し、1973年のリーグ優勝に貢献。1979年からは阪神タイガースの監督としてドン・ブレイザーが指揮を執った。

2005年に死去したドン・ブレイザーだが、指導者として多くの野球人に大きな影響を与え、その考え方は今も生きている。

出典:『がっつり! プロ野球』

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