埼玉西武ライオンズ・レディース 六角彩子選手インタビュー④
ーー六角さんにとって、「野球」はどんな存在なのでしょうか?
六角:「生活」ですかね。生活の一部だし、家族のような存在だし…なんだろう。切り離せない存在です。
すごく好きだし、楽しいし、心揺さぶられるし、いい時も悪い時もあるし。自分にとって「全て」なんです。
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ーーとことん夢中になれるものがあるのは、素敵ですね。
六角:何でもそうだと思うんですけど、真剣にやればやるほど楽しさって出てくると思うんです。野球も最初は友達とワイワイ始めましたけど、突き詰めたら色んな技術があって考えがあって、追求をしていくことで楽しくなってくる。
トレーナーの仕事だって、お客様に寄り添ってコミュケーションスキルや身体の勉強をすればするほどやりがいを感じるんです。中途半端にやるのはもったいない。全力でぶつかっていくほうが、人生楽しくないですか?
ーー全力でぶつかるからこそ見られる光景がある。胸に響きました。女子野球の魅力、多くの人に伝わってほしいです。
六角:埼玉西武ライオンズ・レディースが「目指す場所」になれたらいいですね。プロ野球と同じユニフォームが着られるのは、女子にとっても憧れだと思います。
女子野球が認知されれば親も子どもに勧めると思うし、さらにその子が将来親世代になったら自分の子どもにまた女子野球をやらせるのではないでしょうか。
そういう意味では、世代を超えた普及も目指していきたいです。
ーーそうなると、夢も膨らみますね。
六角:NPB球団全てに女子野球チームが出来たらいいですよね。12球団対抗の大会が出来たら面白いですし、その先に「女子野球だけで稼げる」という世界まで築くことが出来たら、一番ベストじゃないかと思います。
私自身もやれる限りは選手で頑張りたいし、引退後も指導や運営など何かしらの立場で女子野球に関わり続けていきたいですね。
【インタビュー】埼玉西武ライオンズ・レディース選手 六角彩子
◆経歴◆
六角彩子(ろっかく・あやこ)
茨城県出身、28歳。「埼玉西武ライオンズ・レディース」内野手。「加圧スタジオ Fusion 六本木」パーソナルトレーナー、野球教室講師。理学療法士の資格も持つ。小学校4年生から野球を始め、2010年~2016年まで日本代表として活躍。出場した女子野球W杯では全て優勝。2010年大会で首位打者・大会MVP、2012年大会で最優秀守備選手賞。松坂大輔のファン。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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公開日:2020.04.19