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⑭ソールオリエンスは勝てない外枠に入って苦しいか!?【菊花賞】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去8年データ分析!

Text:長谷川雄啓

菊花賞(日曜・京都)

3歳クラシック3冠レースの最終戦。芝3000m戦、GⅠ。

阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回です。

 

1番人気は〔402〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔201〕。

6番人気以下〔134〕、2ケタ人気馬〔012〕。

馬連3ケタ2回に、万馬券1本。

毎年1~3番人気が1頭は連に絡んでいます。

 

ステップレースを見ていきましょう。

まずは2つのTRから。

神戸新聞杯組が最もよく〔643〕。このうち、12頭が3着以内。例外の1頭は2番人気5着だった馬。この馬、菊花賞では3着まででした。

セントライト記念から〔121〕。連対3頭に、4番人気9着馬。

その他、ラジオNIKKEI賞から〔100〕。2着馬。

札幌記念から〔010〕。3着馬。

2勝クラスから〔014〕。芝2200~2600m戦を1、2番人気で勝ち上がった馬です。

馬券圏内24頭中、22頭が前走3着以内。

残る2頭は、神戸新聞杯5着とセントライト記念9着の馬。共に、皐月賞、ダービーを走って、どちらも皐月賞4着の馬でした。

 

連対16頭中、重賞勝ち馬は6頭、重賞で2着のある馬が5頭。残る5頭にもOPクラス3着以内がありました。

例えば、前走2勝クラスを勝ち上がって、20年の菊花賞2着になったアリストテレスにも、若駒S、すみれSの2着がありました。OP実績は必須のようです。

 

また、連対16頭中、14頭に芝2400m以上への出走歴があり、残る1頭にも芝2200mへの出走歴がありました。

もう1頭は、菊花賞を4戦目で勝った18年のフィエールマン。この馬、デビューからすべて芝1800mを走り、2戦2勝。初重賞の前走ラジオNIKKEI賞で2着になった馬です。

キャリア9戦以上は2着まで。

 

最後に枠順ですが、勝ち馬8頭中、6頭までもが5番枠より内の馬。残る2頭は12、13番枠の馬ですが、14番枠より外は〔022〕と2着が精一杯。

内枠有利を覚えておくといいかもしれません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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