インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが大事
2つの筋肉をバランスよく鍛える
私たちの体を構成する筋肉は2つに分けられます。体の表面に近い所にあるアウターマッスル(表層筋)と深い所に位置し、触れたり見たりすることが難しいインナーマッスル(深層筋)です。トレーニングの成果を実感しやすいアウターマッスルばかり鍛える人がいますが、同時にインナーマッスルを鍛えることも必要。運動しながらお互いの機能を補い合うため、どちらか一方が極端に弱いとパフォーマンスが低下してしまうのです。
体幹トレーニングで重視しているのはインナーマッスル。腹筋を例にとれば、一番表層には、「外腹斜筋」があり、その下に「腹直筋」と「内腹斜筋」さらに最深部にあるのがインナーマッスルの「腹膜筋」です。腹横筋は息を吐くとき際、主力となる筋肉で腹部への負担を減らすコルセットのような役割を担っています。
体の深部にあるインナーマッスルは直接触れることができないため、トレーニングする際はターゲットとなる筋肉がどこにあるかを意識しながら刺激すると良いでしょう。
【出典】『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』/著:木場克己
【書誌情報】
『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』
著:木場克己