『甘酒』を飲めば1日で疲労回復
飲めばすぐに効くから「飲む点滴」ともいわれる甘酒。自然なやさしい甘みがリラックス効果をもたらし、疲労回復に絶大な効果があります。江戸時代には、暑い夏をのり切る夏バテ防止の飲みものとして親しまれていました。
甘酒は、酒粕からつくられたものと、米麴からつくられたものがあります。酒粕の甘酒には「レジスタントスターチ」と「レジスタントプロテイン」が豊富に含まれています。レジスタントスターチは、腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善します。血糖値の上昇を抑える、血中コレステロール値や中性脂肪を低下させるなどの働きも期待されています。レジスタントプロテインは、食べものの脂質やコレステロールを排出する作用や、腸内に善玉菌を増やす働きがあります。
米麴の甘酒の注目成分は「エルゴチオネイン」。ビタミンCをしのぐほど抗酸化力が強く、免疫力を高めてくれます。甘みのもとは麴菌がでんぷんを分解してできたブドウ糖で、体や脳のエネルギーとしてすぐに使える即戦力。
どちらもおすすめですが、米麴の甘酒にはアルコールが含まれていないので、子どもでも安心して飲めます。ただし、飲みすぎると糖質のとりすぎになります。毎日飲むのではなく、疲れたときに200ミリリットルほど飲むのがおすすめです。
飲む点滴といわれる甘酒の栄養素
「飲む点滴」「飲む美容液」とも呼ばれる甘酒。栄養価が抜群で、健康にも美容にも効果が期待できます。
\体がイキイキ:甘酒/
効果的な飲み方
糖質を含むので朝飲むと体がシャキッと目覚めます。
注目の成分
ブドウ糖
アミノ酸
食物繊維
オリゴ糖
ビタミンB1、B2
酒粕・米麴からつくられた甘酒の特徴
甘酒には主に酒粕からつくられたものと米麴からつくられたものがあり、原材料、栄養成分が異なるので、その違いを紹介します。
【出典】『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』著:管理栄養士 菊池 真由
【書籍情報】
『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』
著:管理栄養士 菊池 真由子
管理栄養士として1万人以上の「やせたい」「若々しくなりたい」という悩みに向き合ってきた著者が、若返りをテーマにした食事法を紹介します。若く見える人と老けて見える人の違いは「太りすぎ」「やせすぎ」「肌や髪にツヤがない」などさまざま。本書では、若見えの秘訣は食材の選び方とその食べ方にあるとし、誰でも簡単に若返っていく体になる方法を解説します。まずは「若返り朝食」「濃い緑茶」「しょうがオイル」を取り入れ、1週間で若返りスイッチをオン。食事の力でいつまでも健康で若々しくいるためにぜひ手に取って頂きたい1冊です。
公開日:2024.09.14