株の売り方を覚えよう!【図解 株式投資の話】
株の売り方
買った株が値上がりしたとします。「やった、儲かった」と浮かれるのはまだ早いです。
買った株が値上がりしても、儲かったことにはなりません。これは「含み益」にすぎません。含み益とは計算上の利益です。
値上がりした株を売って、利益を確定させることで、利益が出たことになるわけです。
株の売り方は、買いと同じように、証券会社を通じて証券取引所に売り注文を出して売ります。
まずは、証券会社の取引画面で持株のページを開き、売りたい株を指定します。
次に、「売りたい株数」を入力。
次は、「成行」か「指値」を選択します。
指値の場合は、値段を入力します。
あとは、発注するだけです。
数回に分けて売ることもできる
持ち株は一度に全部を売らなくてもかまいません。少しずつ売ってもいいわけです。
たとえば、ある銘柄を1,000株持っていたとします。500株ずつ2回に分けて売ることもできます。100株ずつ10回に分けて売ることもできます。
私の場合は、買った後に株価が少し上がったら、半分を売ります。そして、残りの半分の株で、より大きな値幅を狙うようにしています。思惑通りに株価が上がらなかった場合は、残りの半分の株は買った値段まで下がってきたら売ります。すでに、少し上がったところで半分の株を売っているので、これでも利益が出るわけです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.10