1メートル=地球の1000万分の1!? 意外と知らないメートル法の起源【眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学】

赤道が基準のメートル法

長さを表す単位として日本ではメートル、キロメートル、センチメートルを使っています。これをメートル法といいます。メートル法は18世紀末のフランスにおいて、全世界で共通に使える統一された単位制度の確立を目指して制定されました。

地球の北極点から赤道までの子午線弧の長さの1000万分の1の長さを1メートルとしたのです。これにより地球の円周は約4万キロメートルとなるように定義されたのです(厳密には地球は球体ではなく、回転楕円体に近い形をしているので、実際の寸法には多少の誤差はあるといわれています)。

フランス以外の国もメートル法に興昧をもち始め、1867年のパリ万国博覧会のとき、パリに集まった学者の団体がメートル法を国際統一にする決議を行い、徐々に世界に広がっていったのです。

ヨーロッパに対してアメリカでは政府が協力的ではなく、メートル法は未だにほとんど普及せず、ヤード・ポンド法を採用しています。2019年現在、ヤード・ポンド法を採用している国はアメリカの他ではミャンマーとリベリアだけですが、この2国もメートル法の採用に動きつつあります。

2019年現在、ヤード・ポンド法を採用してるのはアメリカ・ミャンマー・リベリアの3国だけです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学』監修:小宮山 博仁

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学』
監修:小宮山 博仁


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