体中に悪影響を及ぼす”歯周病菌”と脂肪肝の意外な関係性とは!?【新脂肪肝 代謝復活ダイエット】

歯周病菌が代謝を邪魔している

歯周病菌が原因で脂肪肝が悪化する

歯周病が進むと、肝臓に脂肪がつきやすくなります。歯周病と脂肪肝、一見無関係に思えるこの2つを結びつけるのが「炎症性サイトカイン」とよばれる物質です。

歯周病になると、歯茎の炎症組織から炎症性サイトカインというたんぱく質が産生され、歯周病菌やそれらがもたらす毒素とともに歯茎の毛細血管内に入り、全身へと広がります。そしてその炎症性サイトカインが「インスリン」の働きを妨げてしまうのです。

すい臓から分泌されるインスリンには、食後に増加した血中のブドウ糖を肝臓や筋肉にとり込ませ、血糖値を下げるという重要な役割があります。そのインスリンの働きが弱まるとどうなるでしょう。肝臓へブドウ糖をとり込めず、血糖値が高い状態が続くことに。肝臓にも脂肪がたまりやすくなり、脂肪肝を引き起こすのです。

脂肪肝が進むと高血糖も悪化し、やがて糖尿病へ移行します。糖尿病になると歯茎の毛細血管がもろくなり、歯周病の状態もさらに悪化。つまり、負のスパイラルに陥ることに。また歯周病菌によって血管内に炎症が起きると動脈硬化を引き起こすことも。

歯周病は口内のトラブルだけでなく、深刻な病につながる可能性があることをぜひ覚えておいてください。

歯周病菌が代謝を邪魔する理由

歯周病菌が脂肪肝糖尿病を引き起こすため

歯周病になる原因と全身との関わり

肥満

肥満は歯周病のリスクを高め、歯周病は肥満を悪化させる。

糖尿病

歯周病菌の影響でインスリンの働きを妨げ、血糖コントロールがうまくできなくなる。

脂肪肝

歯周病菌が血液中を巡って肝臓に届き、脂肪肝を悪化させる。

動脈硬化

歯周病菌によって血管内に炎症が起こることで血管壁が分厚くなり、動脈硬化が進行

消化器系疾患

歯周病菌が唾液とともに消化器へ流れ込むことで、胃がん・大腸がんなどのリスクを高める。

たばこ

血行不良により酸欠・栄養不足になり、免疫機能も低下させる。

誤嚥性肺炎

歯周病菌が食べ物や唾液と一緒に気管に入り込んでしまうことが原因のひとつ。

高血圧

歯周病菌の影響で降圧剤が効きにくくなることも。

低体重児出産

歯周病菌による炎症物質が子宮に影響を与える可能性がある。

ストレス

「歯ぎしりや食いしばり」「免疫力の低下」「唾液の減少」が原因のひとつ。

代謝の邪魔をして太るだけでなく、全身に悪影響を及ぼし、病気のリスクを上げる。

【出典】『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』著:栗原毅・栗原丈徳

【書誌情報】
『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』
著:栗原毅・栗原丈徳


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