【脳の整理術】仕事が速い人は「作業机」が広い?疲れ知らずな脳をつくるワーキングメモリの秘密【脱・疲労回復「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣】

疲れないしくみのカギを握る「ワーキングメモリ」とは?

マルチタスクを実現する脳の機能

 私たちの脳は、常に「マルチタスク」で動いています。マルチタスクとは、複数の作業を同時に進行させることです。たとえば本を読んでいるとき、文字を追いながら単語の意味を理解し、同時に前に読んだ内容や自分の経験を思い出して考えをめぐらせています。さらに、周囲の物音や自分の体の状態にも注意を払っているでしょう。

 脳がこれほど多くの情報を並行して処理できるのは、「ワーキングメモリ」というしくみが働いているからです。ワーキングメモリは、五感から入る情報と過去の記憶や経験を一時的に保管・整理し、必要に応じて呼び出す「記憶の作業机」のような機能です。この機能がスムーズに働いていれば、脳は必要な情報だけを取り出して行動できるため、無駄な思考や感情にエネルギーを奪われず、疲れにくい状態を保つことができます。逆に、ワーキングメモリをうまく使えないと、情報の整理ができず脳が混乱し、注意力が分散して、結果的に強い疲労が生まれます。

 つまり、「疲れない脳」とは、ワーキングメモリをうまく使えている脳のこと。この章では、このワーキングメモリのしくみを理解し、脳のメモリーを整理して“疲れないしくみ〟をつくる方法を解説していきます。


脳の中にある“作業机”

ワーキングメモリは、五感から入る情報と過去の記憶や経験を一時的に保管・整理する「作業机」のようなものです。

【出典】『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』著:梶本修身

【書誌情報】
『脱・疲労回復 「疲れないしくみ」をつくる脳の習慣』
著:梶本修身


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カギとなるのは「ワーキングメモリ」。
これは複数のことを同時に処理し、脳の負担を分散させる力です。
アスリートが全身を連動させて効率よく動くように、脳もワーキングメモリを使いこなすことで疲れにくくなります。

「その日の出来事を“タグ付け”して記憶する」
「悩みを3つに分類してメモリーの無駄遣いをやめる」

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