「丘」を見る
手のひらには、「丘」と呼ばれる部分があります。わかりやすいところでは、手のひらを見た時にそれぞれの指のつけ根付近のふくらみが「丘」です。
丘は「木星丘」「土星丘」「太陽丘」「水星丘」「月丘」「金星丘」「第一火星丘」「第二火星丘」の8つの丘に分けられ、それぞれの丘には意味があり、その意味を覚えることが手相術をマスターする上でとても重要になります。
手のひらの真ん中部分は少しへこんでいると思いますが、その部分は「火星平原」と言います。手首付近にあり、ちょうど金星丘と月丘の真ん中に位置する場所を「冥王星国」と言います。
なぜ星の名前? と思う方もいるかもしれませんが、手相学は占星術との関係性が深く、そのため各丘に星の名前がつけられています。また、手は宇宙からのエネルギーを吸収するところでもあるので、星との関連性を一層強めていると考えられます。
【水星丘】商売・財の丘
場所:小指のつけ根部分
意味「商才・財運・コミュニケーション能力・伝達能力・知識・発想力・言語力・子孫」
この丘が発達している人は、商売・ビジネスで必要なコミュニケーション能力や交渉力が高く、言葉の使い方も上手で、さらに頭の回転が速く人に伝える能力も高いので仕事で成功する可能性が高いタイプです。
仕事だけに限らず人との和が必要な全ての場面で、その能力が発揮されます。商売やビジネスでは「人」との関係性が最も重要です。
水星丘が発達しているとその「人」との関係性を築くのが上手で、しかも金銭感覚にも優れているので、成功や繁盛しやすいわけです。
社交性があり金銭感覚にも優れていることから、人と接すること・経営者・個人事業主・販売・営業・宣伝・仲介業などに向きます。
また、水星丘に縦の線が現われることがありますが、それは「財運線」と言い、財を築く才能の持ち主と言えます。
丘の位置
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.03.19
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