【漫画 ザ・シェフ】意地悪な注文を天才シェフが覆す!第8話で味沢匠が振る舞った「極上フレンチ」の詳細とは?

伝説の料理漫画『ザ・シェフ』。

その中でも、テーブルマナーの本質を突いたエピソードとして名高いのが第8話です。

作中では、ヒロインの由美がマナーの壁にぶつかるドラマが展開されますが、その裏で天才シェフ・味沢匠はいったいどんな料理を作っていたのでしょうか?

今回は、作中の描写から味沢が手がけた「特別なディナー」の全貌と、そこに隠された一流の気配りを詳しく解説します!

ホテルの食材は使わない!わざわざ仕入れた「マスとヒラメ」

物語の冒頭、味沢は臨時で雇われたホテルの厨房にある食材をそのまま使うことを良しとしませんでした。

他の料理人が「このマスやヒラメを仕込んだのは!?」と驚くシーンがあり、味沢は自ら町の魚河岸(魚屋)に出向いて、新鮮なマスとヒラメを直接買い付けていたことが分かります。

「本物の料理人なら少しぐらい遠くても求めるものがあれば行く」と他の料理人が推測している通り、妥協を許さない味沢のプロ意識が食材選びから表れています。

依頼主が企てた「最悪のメニュー」

この日のディナーは、社長である依頼主が、同席した女性・由美のテーブルマナーを試すために用意した席でした。

そのため、依頼主はあえて以下の「食べにくい料理」を注文していました。

  • エスカルゴ
  • 殻つきの伊勢エビ
  • 骨を取っていない丸ごとの舌ビラメ

これらはすべて、ナイフやフォークの扱いに慣れていないと、殻や骨に手こずって音を立ててしまう難易度の高いメニューです。

依頼主は、由美がマナーで失敗することを最初から期待して注文していたのです。

味沢の粋な計らい!注文を無視した「食べやすいフレンチ」

しかし、実際にテーブルに運ばれてきた料理を見た依頼主は「わしが注文した物と調理の仕方が違うようだが…」と困惑します。

実は味沢は、依頼主の意地悪な注文をそのまま受けることはしませんでした。

給仕の言葉によると、「味沢シェフがこういう席では食べ易くしてお出しするようにと……」と指示を出し、殻や骨の処理などを変えて、初心者でもスムーズに食べられるよう調理法をアレンジして提供していたのです。

後に依頼主も「彼女の事を知っていてわざわざ食べ易いように料理したとしか思えない」と、味沢の気配りに気づいています。

フレンチの命!マナーの失敗を帳消しにする「絶品ソース」

味沢の思いやりが詰まった料理を口にした由美は、思わず「おいしい!!」と満面の笑みを浮かべます。

由美は緊張からカトラリーを落としてしまい、途中で席を立ってしまいますが、彼女のお皿にはある変化が起きていました。

味沢は後に、「フランス料理にとってソースは命だ。そのソースを彼女だけがきれいに平らげてくれた」と語っています。

形ばかりのテーブルマナーよりも、「美味しいものを美味しいと食べ、ソースまで残さず楽しんでくれたこと」こそが、料理人にとって最高の喜びであり、本当の心遣いなのだと味沢は絶賛しました。

まとめ

第8話で味沢が作ったのは、単なる高級フレンチではなく、「新鮮なマスやヒラメを使い、あえて食べやすくアレンジし、極上のソースで仕上げた思いやりの一皿」でした。

食べる人のことを第一に考えた味沢の料理哲学を知ると、このエピソードがさらに奥深く、感動的に見えてきますね!

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<第1話:幻の料理人①>を読むにはこちらから
https://love-spo.com/article/the-chef_001

『ザ・シェフ』次回へ続く!

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【書籍情報】
『ザ・シェフ』
原作:剣名舞
劇画:加藤唯史

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

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