一生モノのライフスキルを手に入れる 境界の混乱を乗り越えて自分を取り戻すステップ【しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー】

「次に向けて」対応策を考えることでテクニックは一生もののスキルになる

「境界の混乱」を乗り越えるための選択肢を増やしていくことが大切

問題やトラブルに直面したときに、「境界線」を引き直すための対応策を紹介。これらの中から、試しやすそうだと思うものを実践してみてください。大切なのは、事後に自分がとった対応を振り返り、「もっとよい対応をするにはどうしたらよいか」と考えてみることです。

実践と振り返りを繰り返し、「境界線」が混乱したときの選択肢を増やすことで、テクニックは一生使えるライフスキルへと変わっていきます。

【テクニックをライフスキルに変える4つのステップ】

「境界の混乱」によって問題やトラブルが起こる

本書で紹介しているテクニックを参考に緊急対応する

自分がとった対応を振り返り、もっとよい対応ができなかったか考えてみる

テクニックが増えるとともに洗練されていき、ライフスキルへと変わっていく

「境界の混乱」を修正するための緊急対応(一例)

●相手から離れる ●相手から目をそらす
●会話を打ち切る ●聞いているふりをしてやりすごす
など

よりよい対応を考えてみる/次に向けての振り返り

● 自分がとった対応を振り返り、「あのとき、もっとよい対応があったかも」「ほかの選択肢はなかっただろうか」と考えてみる
●信頼できる人に「あなただったら、こんなときにどうする?」と聞いてみる
など

【POINT】職場や家庭で応用できるテクニックも

テクニックは、プライベートな場面を想定したものですが、多くは職場や家庭にも取り入れることができます。こちらの応用例をもとに、無理のない範囲で試してみてください。

【出典】『しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー』著:長谷川俊雄/イラスト:高木ことみ

【著者紹介】
長谷川 俊雄
白梅学園大学名誉教授、社会福祉士、精神保健福祉士、NPO 法人つながる会代表理事、social work lab MIRAI 代表。
1981年から横浜市役所の社会福祉職として現場で活動したのち、精神科クリニックのソーシャルワーカーに転職。その後、愛知県立大学での教員経験を経て、2009年に「NPO 法人つながる会」を設立。2010年から白梅学園大学に移り、教育・実践・政策提言に携わる。2023年に「social work lab MIRAI」を開設し、援助職支援や家族支援にも取り組む。「バウンダリー」についてのワークショップを各地で行っている。

【イラストレーター紹介】
高木ことみ
ゆるくてかわいいイラストを制作するイラストレーター。とくに、難しい内容を図やイラストを用いてわかりやすく伝えることが得意。見ている人に親しみを感じてもらえるような表現を心がけている。おもな作品に『ゆるゆる稼げるWeb ライティングのお仕事はじめかたBOOK』(技術評論社/表紙・本文イラスト)、『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめるポリヴェーガル理論』(日本文芸社/表紙・本文イラスト)など。

【書誌情報】
『しんどい人間関係に境界線をつくる 心地いいバウンダリー』
著:長谷川俊雄/イラスト:高木ことみ


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「バウンダリー」とは、自分と相手の合意のもと「ここからは立ち入らないでね」という境界線を引くことで、「わたし」と「あなた」の安心・安全・尊厳を守る考え方です。

本書はこの境界線を引く考え方から、仕事・家庭・人づきあいの中のしんどい場面で実践できる具体的な対処法まで、あわせて紹介します。
・怒っている相手に委縮してしまう
→「hear」「listen」「ask」3つの「聞く」を使い分ける
・NOと言えない
→即答せず「持ち帰る」だけでもOK
・苦手な目上の人がいる
→相手への「評価」の置き方を変えてみる
・長い会議で人疲れする
→深呼吸や簡単な瞑想で境界線をリセット など

人間関係をもっとラクに、安心・安全にするために、「わたし」と「あなた」のあいだに心地いい境界線をつくるためのアイデアを紹介します。

「仕事や責任を押しつけられて、いつも自分ばかり損をしている」
「人の言動や気持ちに影響されて、振り回されてしまう」
「人を優先しすぎて、自分の時間や人生がすり減っていく」
「つい家族やパートナーに干渉しすぎてしまう」
「人間関係がしんどくなり、リセットを繰り返してしまう──」
こうした人間関係の悩みの根本には、バウンダリー(境界線)の混乱が隠れているかもしれません。

バウンダリーの考え方を取り入れることで、これまでとは違う視点から人間関係の問題を整理し、自分をすり減らさない選択ができるようになります。

■バウンダリーを5つのカテゴリで整理
バウンダリーを
「からだ」「感情・意志」「責任」「時間」「お金」
という5つの領域に分けて紹介。
人間関係の悩みがどの境界線の混乱から生まれているのかが見え、状況を冷静に捉えやすくなります。

■「ライン」と「ベルト」で境界線を使い分ける
境界線を細い「線(ライン)」だけでなく、状況に応じて幅をもたせた「ベルト」として捉える考え方も提案。
相手や場面によって無理なく距離を調整する方法がわかります。

境界線を引けるようになると、
・自分のからだと心を危険や消耗から守れる
・安心・安全で心地よく過ごせる
・誰にも支配されず、自分の感情や考えを大切にできる
・自分の行動や価値を、自分で決められる
ようになります。
しんどい人間関係に悩むあなたへ。
自分も相手も尊重しながら、人と関わるための一冊です。

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