なぜ女性は甘いものが欲しくなる? 筋肉量で変わる体に必要な栄養とは【ひとり暮らしの栄養手帖】

女性と男性の栄養の摂り方は筋肉量がカギ

女性は栄養不足になりやすい糖分を欲するのは体からのサイン

実は女性と男性の体では、栄養の摂り方に大きく違いがあります。その理由となるのが筋肉量です。

筋肉には、運動時に必要なエネルギー源として、糖質(グリコーゲン)を蓄える働きがあります。体の余分な糖質や脂質を燃焼させる働きもあり、筋肉の量が多いほど基礎代謝も高くなります。一般的に男性は女性より筋肉量が多いため、基礎代謝が高く、栄養不足にも陥りにくい傾向があります。女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、糖質を体に蓄えにくく不足しやすいのです。

糖質は熱を生み出すエネルギーになるため、不足すると体温維持が難しくなります。そのため、女性には冷えや低体温に悩む人が多くなります。女性に間食や甘いものを好む傾向があるのも、体が糖質を欲することが関係している場合もあります。

また、女性は月経によって鉄分を大量に消費します。鉄分もエネルギー代謝に必要な栄養素のため、不足すると体のエネルギー燃費が悪くなり、疲れやすく、栄養不足になりやすくなります。すると、エネルギーを確保するために、多くの食べ物を欲するようになり、自分ではコントロールできないほど食欲が高まって、暴食してしまうことがあるのです。

つまり、女性は男性よりも意識して、普段から糖分や鉄分を補給していくことが大切。体に熱を生み出すために必要となるたんぱく質やビタミンB群も積極的に取り入れていきましょう。

男女の筋肉量の違い

成人女性:平均18.2kg/成人男性:平均26.5kg

女性の筋肉量は、上半身は男性の50%、下半身は70%しかありません。ただし、元々の体質により、筋肉がつきやすい女性もいます。

まとめ

女性はエネルギーとなる栄養素を積極的に摂るのが大事

女性の食欲が生理前後に高まる場合があるのには、きちんと栄養学的な理由があります。男女の体の特性を理解し、必要な栄養素を意識して摂りましょう。

【出典】『ひとり暮らしの栄養手帖』監修:中井エリカ

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