歯並びが良い子は頭もいい? よく噛むことで得られる“脳力”とは!?【歯並びをよくする離乳食・幼児食】
良い歯並びのメリット

【脳が活性化される】
血行が良くなり、脳が刺激され、活性化される。よく噛むと記憶力・思考力・判断力・集中力などもアップする。
【バランス感覚が良くなる】
あご・口・頭などが正しい位置で安定することで体の筋肉バランスが整えられ、体全体のバランス感覚も良くなる。
【運動能力が上がる】
握力・足の速さ・バランス感覚など、さまざまな能力テストにおいて、噛む力の強い人のほうが良い結果を出すことがわかっている。
【集中力がアップする】
鼻呼吸ができると酸素が効率よく取り込まれるため、持久力がアップ。さらに、集中力や判断力も上がり、脳と体の連携がスムーズに。
よく「噛む」ことは心身にもいい?

歯並びや噛むことと運動神経についての研究も進んでおり、上記で触れた通り、噛む力の強い人のほうが運動能力テストにおいて、良い結果を出すことがわかっています。一方で、歯並びが悪いと姿勢や体全体のバランスが崩れることから、思うように体を動かせなくなったり、疲れやすくなったりしがちです。
また、プレー中にガムを噛むスポーツ選手の姿は、よく目にするもの。ガムを噛むことで集中力や判断力の向上、リラックスやリフレッシュ効果が望めるほか、筋肉の活動量が7〜19%アップするという研究結果もあるそうです。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。