苦難のあとには成功が訪れる? 易経が説く「元いに亨る」の真意とは【一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット】

そもそも易ってどういう占いなの?

易には、大きく分けて2つの側面があります。

占いの易】象数易:卦の象形や数理から法則を読み解く
哲学思想の易】義理易:哲学思想を優位とする

 易は儒教の経典でもありますから、人間が生きやすくなるためのヒントが説かれています。易には本文と、その解説があり、そのなかで繰り返し出てくる「元(おお)いに亨(とお)る」という言葉は、物事を成就させるために乗り越えなければならない難があり、それを乗り越えれば成就することを伝えています。

 私たちの人生の道のりは「苦難」のほうが多いものの、苦難が多いということは同じくらい「快楽」も得られるということです。

 占いには五術という分類法がありますが、そのうちの三術【命・卜・相】が主です。命は生年月日から占うもの、相は手相や人相など、そのものの姿形から占うものです。

 易は「卜」に該当します。卜占はそのときに偶然に出た事象を占うことですから、現代の占い道具の筮竹、サイコロ、カード類はすべて卜占となります。

 さらに「宇宙・万物・天地・自然」や「国家・政治・社会・時勢」を占うことと、「個人のこと」を占うのでは視点が違います。

 なかでも自然の法則のなかに自分をおいて「俯瞰」してみるのが易です。私たちを形成している原点には宇宙、地球、自然があり、そして、関わる人や環境があります。どれが欠けても「自分」は成り立ちません。

【易経の教えには共通したテーマが3つあります】

矛盾

生きていれば不条理で不公平なことも多く、自分と比べる人や物にあふれています。この矛盾が悩みや不安を生成するのです。そして易はこの矛盾の乗り越え方を説いています。

繰り返す

易の繋辞伝に「子曰く、変化の道を知る者は、それ神の為す所を知るか」とあります。これは、物事は常に変化することを示しています。つまり、陰陽の変化は「運命は繰り返す」ことを伝えているのです。

栄枯盛衰

ずっと良い、ずっと悪いということはなく、万物は流転するということです。


 そしてもっとも重要なのは「陰陽は等しい」ということです。陰陽、どちらが良い・悪いではなく、両方を経験することで中庸を知るということを伝えているのです。

【出典】『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』著:愛新覚羅ゆうはん

【著者紹介】
愛新覚羅ゆうはん
中国黒龍江省ハルビン市生まれ。映画『ラスト・エンペラー』で知られる清朝の皇帝・愛新覚羅一族の流れをくむ。5歳のときに来日し、幼少期から備わっていた透視能力に加え、タロットや占星術なども活かして別名で占い・風水師として活動。当初鑑定していた医療・教育関係者の間で話題となり、15年で延べ20,000人以上を鑑定(2019年時点)。「人と運」の関係性を独自に研究しながら、中小企業向けの講演会や暦を活かしたセミナーや神社アテンドのイベントは全国で満員が相次ぐ。2020年より陶器上絵付け作家として国立新美術館で作品展示をするなど、多岐にわたって活動している。著書に『いちばんやさしい風水入門』(ナツメ社)、『眠れなくなるほど面白い図解ヤバい風水』(日本文芸社)、『腸開運』(飛鳥新社)、『神さま・仏さまとのご縁のつなぎ方』(ブティック社)などがある。

【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめてのイーチンタロット』
著:愛新覚羅ゆうはん


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「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
皆様、一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
この言葉は易からきています。占いは当たることもあれば外れることもあり、陰陽吉凶で成り立っていることを示します。
つまり、活用するのは吉ですが依存するのは凶ということです。
当てものではなく、出た内容を参考にしながら長い人生の旅路にどう活かすかが大切です。
そして占いの基礎・原点がこの「易」につまっており、このイーチンはその易の要素を多く含んだものとなります。
つまり、この本を手にしたあなたはもう「人生の苦難を乗り越える教えを手にした!」といっても過言ではないでしょう。
しかし、易と聞くと原文が漢文であることから簡単に読み取れないことがハードルで
「難しい!」と敬遠される方も多いのではないでしょうか?
本著では難しい漢文やそれについての和訳・解説はあえてしていません。
「はじめての易(イーチン)」を習得してみたい方向けに「極めてやさしい」作りとなっています。

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