マンションの価値はお金だけじゃない!? 住宅を買うときに”必ず確認したい3条件”とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

マンションは資産価値だけでなく「安心・安全」も買うことができる

耐震性と断熱性能はマンションに軍配

マンションを購入するときに確認したいことは「資産価値の高さ」だけではありません。

基本的に確認しておきたい3条件について、まとめました。①「資産価値の高さ」についてはこれまでお話ししてきましたが、②は「災害に対する安全基準」です。中古の戸建てが資産価値が低くなるのはここが理由です。2024年1月1日に起こった能登半島地震では、死亡者の6割以上が圧死と窒息・呼吸不全が死因とされています。石川県珠洲市において、いわゆる「旧耐震基準」と言われる1980年以前に建てられた住宅の割合は65%と、全国の市区町村の中でもトップクラスでした。

日常生活の中で気をつけるべき”安全”は耐震だけではありません。暖かい場所から寒い場所への移動など、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、失神、不整脈、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすヒートショック。断熱性能が低い住居に住むとこのヒートショックを起こす可能性が格段に高くなります。これまでの日本の戸建ては断熱性が悪く、ヒートショックで亡くなる高齢者が非常に多くなっています

一方、マンションはその構造上、断熱性は戸建てに比べ格段に高くなっています。安全・安心なマンションを選ぶことは”寿命”を長くする選択にもなるのです。

今住宅を買うときに、必ず確認したい3条件

①資産価値の高さ

資産価値が高い家を選ぶことで老後資金にも余裕ができる。立地や物件などをしっかりと吟味して購入し、定期的な買い替えを行うことが大事。

②災害に対する安全基準

旧耐震基準は地震で全壊しやすく、1981年以降の新耐震基準でも築年が古い物件ほど倒壊率が高い。中古住宅を購入する場合は要注意。

③断熱性と快適性の高さ

戸建てとマンションでは断熱性能が違う。特に日本の戸建ては断熱性能が低く、ヒートショック現象での死亡事故の原因にも。

戸建てよりもマンションのほうが断熱性能が高い理由

戸建て

戸建てはすべての面を断熱する必要があるので断熱コストが掛かる

マンション

マンションは外壁しか外と接していないので、断熱性能が高い

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人


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