空き家問題は心配無用! 野村総研の予測が外れた理由【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

空き家問題は心配しなくてもOK

今、資産として自宅を購入しようとする人が悩む理由に「日本は今後、人口減少に伴って空き家が増えていくのでは? そうなったときには、このマンションは負債化するのでは?」というものがるのではないでしょうか。

野村総合研究所が2013年のデータを基に「2018年以降、空き家が急増する」と予測したことで一躍有名になった「空き家問題」。実は既に2018年に実績が発表され、決着はついています。

野村総研の空き家率推計は、2013年の13.5%から2018年に16.1%へ増加するものだったのですが、実績ではわずか0.1%増の13.6%に。また、空き家の増加数は野村総研の推計が206万戸に対して、実際は26万戸しか増えませんでした。

この理由としては、単純に解体・取り壊しになる戸数の計算をこの統計ではおそらく間違えたこと、また相続はされたものの物置として利用されるなど、特段の使い道がない空き家が多くあることが挙げられるかと思います。

後者のような空き家は、市場に出てくることはまずありません。よって、市場に「空き家物件があふれる」こともないのです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人


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