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高血圧の人は血管を強い力で1日10万回も殴られている【図解 血管・血液の話】

Text:著者:栗原 毅 栗原丈徳

高血圧の人は血管を強い力で1日10万回も殴られている【図解 血管・血液の話】

血管への強い圧力で老化は進む

血管が老化する大きな要因の1つが「高血圧」です。では、高血圧とは具体的にどのような状態なのでしょうか。そもそも、多くの方々が気にする「血圧」とは何を示しているのか。ここで確認しておきましょう。

心臓はポンプのように収縮したり拡張したりしながら血液を血管へ送り出しています。血圧とは、そのときに血管にかかる圧力のことです。血液がドロドロとして流れにくいと、その分、強い力で押し出さなければならず、血管への圧は強くなります。この圧が通常より強くなりすぎるのが、高血圧です。例えていえば、血管が拍動ごとに「ハンマーで殴られている」ようなもの。1分間の心拍数が70回だとすると、1日に約10万回も強い力で殴られていることになるのです。当然、血管は大きなダメージを受け、老化が進みます。

高血圧の人は血管を強い力で1日10万回も殴られている【図解 血管・血液の話】

老化すると、血管は弾力性がなくなって硬くなります。硬くなった血管の内壁は傷つきやすく、傷ができるとそこに血液中のコレステロールが付着。やがてコブのような「プラーク」となり、血液の通り道である血管内をせばめることになります。これが「動脈硬化」といわれる状態です。血管がせまくなればなるほど、血液は流れにくくなり血圧もさらに上昇するという悪循環に。それだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞といった突然死を招く病を引き起こす可能性まで高まります。

血管への強い圧力で老化は進む【図解 血管・血液の話】

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』
著者:栗原 毅 栗原丈徳
著者プロフィール
栗原 毅:1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。

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日々の乱れた食生活や運動不足、肥満などをはじめ、さまざまな原因でドロドロになってしまう血液。「なんとなくダルい」「寝ても疲れが取れない」「むくみや冷えにずっと悩んでいる」などを感じている人は、血液の状態が悪くなっている可能性も。そのままの状態にしておくと動脈硬化になり脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めたり、血流が悪くなることで認知症などにも影響を及ぼすと言われています。人生100年時代と言われる昨今、大病せずに健康寿命を全うするためには、血液をサラサラに保っておくことが中高年以降は必須です。本書では肝臓専門医で『血液』の専門家でもある著者による、血管と強くして血液をサラサラに保つ簡単な方法をこれだけやっておけば大丈夫、という厳選したメソッドで紹介します。『血液をきれいにする歯磨き』『酢トマトを食べる』など誰でも簡単にできて効果絶大なものばかり。血圧、中性脂肪などが高い方をはじめ、いつまでも病気知らずで若々しくいたい方など、あらゆる人に読んでいただきたい一冊です。

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